頭寒足熱
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名詞
13 の例文
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また手と同様に中医学における経絡が多くあるとされ、また足の不具合が体の他の部位の様々な病因となることがあるとされる。足が頭部より低温になる頭熱足寒になると冷え性など様々な健康上の不具合が生じる場合があり、足が頭部より高温になる頭寒足熱の方が良いとされている。また足には手と同様に利き足があり、反対側よりも筋力、長さ等が発達していることが多く、左右の不均等が全身の歪みを引き起こすとも言われている。
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いつ行ってもノーテンキになれるハワイもいいが、飛行機に乗らなきゃいけないと思うと、やはりドライブがてら行ける距離にありながら、束の間の天国を味わえる温泉は魅力的である。末端冷え症のわたしには、あの究極の頭寒足熱状態は何にも代えがたいものがある。なんだかんだ言って年に二、三度は温泉に出かける。
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それに寒いと頭も働く。頭寒足熱といって、人体でも頭は冷やした方が冴えるわけで、地球でも北方の方が頭は働きやすい。南方は頭も働きにくいし、働かせる必要度も低い。
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部屋の空気はある程度涼しくないと気分が冴えない。頭寒足熱というのは本当に正しい。頭が冷えるからといって風邪を引くことはない。
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即ち都會だけが爛熟して、一つの腦充血みたいな形になつてゐる。漢方醫にいはせると、頭寒足熱といふのが健康體だといふが、日本の文化の姿からいふと、今は頭熱足寒になつてしまつた。これを封建時代の文化に飜つて反省してみると、例へば水戸に行けば、文學の方面には藤田東湖とか、美術の方では立原杏所だとか、經學の方では誰だとか、皆それぞれの人物がゐる。
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そいつあいけねえ。むかしから頭寒足熱といって、あたまは冷やさなくっちゃあいけねえ。
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近視で斜視、どこを見てるかわからぬ眼つきで、直吉は毎日ほとんどきまった時刻に玄関に入って来る。「頭寒足熱」用の頭の氷嚢が落ちぬように、ちょっと顔を斜めにして、出迎えの女中に会釈する。笑ったような笑わぬような顔つきである。
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今は故人となられたが主人の先君などは濡れ手拭を頭にあてて炬燵にあたっておられたそうだ。頭寒足熱は延命息災の徴と傷寒論にも出ている通り、濡れ手拭は長寿法において一日も欠くべからざる者である。それでなければ坊主の慣用する手段を試みるがよい。
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北枕は、心臓への負担を和らげるため体にいいとされる考えがあり、『釈迦が北へ枕を向けたのもそのため』とする説もある。風水では頭寒足熱の理にかなった「運気の上がる寝方」とされており、「頭寒足熱」説は体にいいとされる根拠の一つとなっている。また、「頭寒足熱」説以外に「地球の磁力線に身体が沿っていることによって血行が促される」とする説も存在し、先に説明した、過去の中国での生き返りもこれによって引き起こされたとの説がある。
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そんな重大な会談を、どうしてそんなところでするんだろう。もちろん警備の問題やいろいろあってそうなったのだろうが、しかしそこが正に頭寒足熱の生理に照らして、世界の頭脳が冷静に出合うべく運命的に用意された所なのだと、そう受け取れるような文章を書いていたのが、発生生物学の故三木成夫氏だった。ぼくは何かでそれを読んでびっくりした。
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さすがに世界的名医とうたわれたベールハーフェ博士だけあって、長寿の極意をたった二行のことばで、よく表現しています。第一条は東洋医学流に解せば、「頭寒足熱」ということ。第二条は、さしずめ「小食は長生きのしるし」または「腹八分に医者いらず」ということができ、いずれも、古くから長寿の鉄則と言われてきたものです。
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だがもし、この二行を忠実に実行しておれば、長寿は疑いなかったといえましょう。「頭寒足熱」「小食は長生きのしるし」ということばからも窺えるように、不老長寿には今のところ、なんの秘法も秘薬も極意もありません。強いて極意と言えば「一見平凡で常識的と思えるような健康法を実行すること」だと言えましょう。
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