身重
全て
名詞
408 の例文
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わたくしが、かの島を去ってから大臣が死に、わたくしの政敵アブダルラーが女王ハディージャと結婚した。わたくしが身重のままで残してきた妻の一人は男の子を生んだそうである。にわかにかの島に渡りたくなった。
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ただ毀れかかつた時計のやうに、一時進行を中止してはまた急いで動き出すといふ調子である。もつともなかにはその中止すらもなくただ病み重つて行く一方の者もある。かういふのは湿性には少く、乾性に多い。
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父が脱藩をしたので、城下には住めなくなったのでしょうか。ともかく身重の母は兄と姉を連れて実家に戻り、そこで私を産んだのです。祖父母はすでに亡く、伯父には育ちざかりの子供が大勢おりましたので、母が肩身の狭い思いをしたことは想像に難くありません。
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見えない敵をあざ笑うようにステップしたり、相手チームの短パンをひきずり下ろす真似をしたり。いきなりボールをシャツの中にねじ込んで、身重な妊婦の真似をしたり。はた目には、真面目に練習しているようには見えないのだ。
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会場には身重であった妻と長男、当時の職場の同僚などが応援に来ていた。本選では1回戦を250回、2回戦も同じく250回の記録を残して準決勝進出。
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幼子の相手をしながら、忠刻は妻をそれとなく眺めていた。身重の体はふっくらしているが、顔をみると頬のあたりが細くなっている。姫路へ来た当座はまだ子供子供していたのが、勝姫を産んでから、しっとりした情感を持つようになり、それが更にこの頃は《ごろろう》たけた美しさであった。
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身重のまま兄と共に実行に移したけどそれは失敗に終わった。首を絞めたものの父は途中で目覚めてしまい、私は突き飛ばされ、兄は殴られた。
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マルタンは毎年の夏、たら漁にテル・ヌーヴへ出かけて行った。結婚二年後、夫とのあいだに女の子が一人生れているうえに六ヵ月の身重だった。夫の乗り組んでいる船が、ディエップに籍のある三本マストの船で「両姉妹」号というのが、行方不明になった。
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そのくせ数日たつかたたぬ間に、またも彼女は合図を送り、美貌の司教は真夜中にまちがいなく聖堂の入口に姿を見せた。彼女が彼を招いたのは、身おもになったことを知らせるためであった。裁判記録によると、この事実をつげられたとき、この美青年は驚いて色を失い、恐怖のあまりわれを失った。
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ヴェネツィア貴族のユーリは、そんなアルテが働いていた様子を見て気に入り、アルテを姪の家庭教師にと雇おうとするが、アルテはこれを断る。そんな中、レオの師匠の娘・ルザンナが身重の身体でレオに会いに来る。夫が亡くなり、夫の実家から持参金を返してもらおうとしたのだが、相手にされないというのだ。
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病室には二人の看護婦が交代でついていた。彼の妻は妊娠八ヶ月の身重で、時々しか病院には来られなかった。彼の従妹の矩子という二十三になる女が、毎日やって来て、妹のように看護していた。
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大和も同年4月に自身のInstagramで身重となった姿を公開した。同年9月には大和が長女を出産したものの、後述の経緯で2019年10月時点で入籍はせず内縁関係にあったことが明らかとなった。
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ヘレナが自殺したことをアリエルは知る。同時に彼女が身重であったことも知り、それはすなわち自分の子も死んだということである。彼は深く悲しみ歎くが、来世で会えるという希望もまた湧いてくる。
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この功績を称して、上田監督より映画の出演券が贈られた。身重の妻がいる中での連続登壇であり、その期間中には第一子が誕生している。
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娘を無力なものにお造りになった神といえども、何ひとつ慰めもあたえず、生活の苦しい重荷の下に置きざりになさるはずがないではないか?ある日のこと、娘は身重になったことに気づいたのである。それに彼女にはまだ、こうした喜びで身をふるわせるような純潔な心根がのこっていた。
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ミツはこの時宗意の子を身孕っていた。後にこれが次郎左衛門の激怒をかい、八カ月の身重で彼女は家出をした。久万山郷二十数カ村のうち、久万の隣村野尻村だけは二分されて一は松山藩、一は大洲藩に属している。
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奉天にいる本物の妻子を関東軍の特別機に乗せて帰してからほぼ三日、ロシヤ軍の銃声がすぐ目の前で聞こえるときまで頑張って、一切の始末をすませた。だがいくら何でも身重の満洲女の現地妻を日本へ連れて逃げるわけにはいかない。
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