荘重なる

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  • 荘重なる慷慨こうがいの気と、憂国の文字は、読む者を打たずにおかなかった。 ...
  • 七四三平方メートルの祭壇の正面に、荘重なる怠惰の象徴として坐っているスフィンクス。 ...
  • 彼れは遽に容を改め、極めて荘重なる弁舌を以て犯罪を天性に帰するの理論を否定せり。 ...
  • しかしこの部屋を支配する荘重なる無為のエーテルは、改めて語られるその言葉も、また改めて侵してしまう。 ...
  • 荘重なる音色、これが箏かと思われるほど、他の流とは異なる大きやかな、深みのある、そして幅広い弾奏だった。 ...
  • これに継ぐに、プラトーの如く、その師の胸裡に雑然として存在したるものを取りて、雄弁荘重なる言語に托するものあり。 ...
  • つぎに饗宴とすさまじき詩歌に記録されたる戦いと、 剛毅なるキケロが発せるごとき荘重なる言葉とをほこらかに語らしめよ。 ...
  • その地方的言辞は、ロモランタンやモンブリゾンにおいてはもとよりパリーにおいても、昔あらゆる弁護士によって使われたものであるが、今日では一種のクラシックとなって、ただ法官の公の弁論にのみ使用され、荘重なる音と堂々たる句法とによってそれによく調和している。 ...
  • この歌は、志貴皇子の他の御歌同様、歌調が明朗・直線的であって、然かも平板へいばんおちることなく、細かい顫動せんどうを伴いつつ荘重なる一首となっているのである。 ...
  • そして、このまぼろしの見世物に基礎の骨組みが無いように、雲を頭にいただく高い塔も、華麗なる宮殿も、荘重なる寺院も、この大いなる地球の座自体も、さよう、それを占拠しているすべてのものも溶け去って、今しがた消え去った実体なきまぼろしのショーのように、あとには一まつの雲も残さない。 ...
  • 世間は既に政治小説に目覚めて、欧米文学の絢爛荘重なるを教えられて憧憬あこがれていた時であったから、彼岸の風を満帆に姙ませつつこの新らしい潮流に進水した春廼舎の『書生気質』はあたかも鬼ガ島の宝物を満載して帰る桃太郎の舟のように歓迎された。 ...
  • 然れどもし夫れ、彼にありて極めて高潔、極めて荘重なる事業と認むべき者あらば、吾人は邦と邦との隔離を遺忘するに躊躇ちうちよせざるなり。 ...
  • おそらく古今の宗教音楽中、芸術的な点において、高遠荘重なる点において、ベートーヴェンの「荘厳弥撤」を除いては、バッハのロ短調の大弥撤と日を同じうして語るに足るものもあるまいと思う。 ...
  • 悲劇は総じて荘重なる調子を要する者なり、因と果との照応、尤も緊切なるを要する者なり、冗漫なる舞蹈は悲劇に対する風情を損することあるも、之を増すことはあらじ。 ...