自分の粗忽

11 の例文 (0.00 秒)
  • 私は心で今朝までいた宿屋の二階の一室を思い浮べて、自分の粗忽そこつを怒った。 ...
  • 御米はまたやりそくなったとは思ったが、自分の粗忽そこつを面目ながって、宗助にはわざと何事も語らずにその場を通した。 ...
  • 或る日、私は自分の粗忽そこつから、カッタアで右の無名指むめいしをかなりひどく傷つけた。 ...
  • 自分の粗忽を笑われるだけであれば堪えもしよう、主人に恥をかかされ仮令たとえ身分の無い中間とて我慢がならぬ。 ...
  • 「何んだ、君か、そこまで僕が送って行ってやろう」と云ったので門衛は大変に恐縮し、自分の粗忽を詫びて二人を門の外へ出してくれました。 ...
  • 飛んでゆくドラきちに気がついたときには、驚き、あきれ、自分の粗忽そこつにうんざりもした。 ...
  • 神戸の紳士は自分の粗忽を叱られでもしてゐるやうに、「はい、はい」とすなほに応答をしながら、幾度か頭を下げてゐました。 ...
  • とりあえず半蔵はこのことを多吉夫婦の耳に入れ、郷里の留守宅あてにもありのままを書いて、自分の粗忽そこつから継母にまで心配をかけることはまことに申し訳がないと言い送った。 ...
  • いやかねて知っていながら、うっかりやっちまっただけに、自分の粗忽加減に只呆れるより外なかった。 ...
  • 部屋を一瞥いちべつし捜すものが見つからず小さく口をとがらせ、まゆをひそめ、小首をかしげ、やがて、間近くすぐ手前の席に丁度背を向けかがんで床に置いた書類かばんから何かを取り出しているために見過した相手に気づき、もう一度自分の粗忽さを咎め、微笑し直す。 ...