猛者
621 の例文
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刑事は刑事だけの能力しかないものだ。猛者刑事と言われながら、社会に出てみると、何の役にも立たないのだ。反町悠介が殺された、と聞いてとびついたのは当然だったのだ。
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正体は不明だが、あれだけの猛者をふたりないしそれ以上抱えているのだ。FBIのフーヴァーをたきつけるか、CIA長官の口座にゼロが六つの小切手を振り込んでやれば、明日にでも身元は判明するだろう。
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実力日本一はもはや目睫である。もちん広い東京に数多くの猛者がいることはよくよくわかっている。久蔵が一年いただけで去った早稲田大学には手島という無類に強い学生が在学している。
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ブラキヤと隊長たちは、飛行艇からはずした放射機をかかえたキカハとアナーナといっしょに、先陣をうけたまわった。つぎは、歴戦の猛者の集団で、中のふたりが第二の放射機を運んでいた。
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だが、庭には、堂十郎から命令を受けた十余人の猛者たちがいたのである。
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言つきで、軍人の猛者か、田舎出の紳士かと思われるが、そうでない。赭ら顔で一分刈の大坊主、六十近いが、でっぷり膏肥がしたのに酒気をさえ帯びている。
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セーヌ川に架かる橋の下から古い大型旅行鞄に詰められた、胸部を持ち去られた切断屍体が発見された。無惨な遺体状況に猛者の刑事達も、嘔吐感を抑えねばならぬほどであった。毎年12月24日のモガール家の晩餐に、バルべスとカケルが招かれた。
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世界で十本の指に入る猛者、の意外な姿に、達也は驚きを禁じ得なかった。
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蝿も殺せないような子なんですから。猛者ぶってるだけなんですよ、それが今の若い人たちの流行なんです。
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乃木も、峯岸も現場へ行くのは男と同じだが、女の場合は制服でそのまま現場へ行くことが多い。次の瞬間には二係の猛者は廊下を足早にエレベーターへ向かう。ぴったりと岩崎の後を追いながら乃木は 「すみません、管理官殿」 つい謝ってしまった。
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この中で告白した事のある、された事のある猛者はおらぬのか!
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さて、部屋の入口へ行くと、その施設にいる警備員の全員が私を検視した上で中に入れてくれた。そこにいる連中はフランス一の手強い猛者ぞろいだと聞かされていた。また、少々の剛の者でも、そこの物凄い場所を一見したら、いやでもぶるってしまう。
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一瞬、マウイはいつか東京にやってきた時、地廻りの幹部の知っている女の家でコケインをやった時の事を思い出した。その時はフジナミの市で知りあった空手の猛者の一人と一緒だった。体中が急に熱くなる。
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そこにいたのは、すでに敗北したKOの猛者たちだったからだ。ぞくりと、緒方の背筋に悪寒が走る。
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そのクロノス隊に新たにギガースという新型が加わることになる。十人の猛者たちは、カーターが引き連れている少女に注目していた。カーターは気が重かった。
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だが、相手はいくつもの都市を廻り、戦場を往来してきた猛者の集まりだ。学生武芸者が太刀打ちできる相手なわけでないぐらいはわかる。
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以前は24ポンド砲を搭載していたが、ランシュルジャントと戦ったときにそれらが無効であることが分かり、その結果18ポンド砲28門と24ポンドカロネード砲10門に置き換えられていた。トラクスタンとその乗組員は歴戦の猛者であり、戦闘の用意が出来ていた。フランス艦の方は戦闘の準備ができていなかった。
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乱心はして居っても、武将として戦うすべまで忘れては居るまい。お主らが想像するより以上の猛者であることだけは、それがしが、確信をもって、云う。
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人の頭のお花畑です。その恋人の横に自分を描いて堂々と掲載許可を出している猛者もいるのですから大したものです。その中で興味深いのは、校内でちょっとした有名人である転校生、Nさんが単品で貼られていることです。
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けれども、塗柄を受けた服紗のようなものは、紗綾か、緞子か、濃い紫をその細工ものに縫込んだ。武器は武器でも、念流、一刀流などの猛者の手を経たものではない。流儀の名の、静も優しい、婦人の奉納に違いない。
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こういうわけで、ゴッツィ先生から与えられた単独外出という特権のおかげで、私はそれまで全然知らなかっただけではなく、その存在さえ気づかなかったような、かずかずの事実を知ることができた。私が出ていくと、その道の猛者どもが私をとらえ、私の能力に探りを入れた。そして、万事につけ新米であることを知ると、あらゆるわなに引きずりこんで教育しようと決心した。
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そのうち二人は女性で、子供さえいる。こんな奇妙な連中が、戦いなれた切りこみ隊の猛者を打ち負かしてきたのだろうか?「アシュラム様、いかがいたします」 しゃがれた声が耳に聞こえた。
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自信を持ってこの問いに回答できる猛者がどれだけいるだろう?
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マウイは瞬時にして、胸にある物がなんなのか、気づいたのだった。それはフジナミの市で会った三人の空手の猛者と同じ青アザだった。まぎれもなく光が当ると、闇の中で青く蛍光色に浮き上がった。
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スルルが『ペーパーマン』を国技にし国中で大ブームに。世界的にもブームを呼びかけており、そのため世界中から猛者が集結する。アイテム課金制のゲームであり、プレイするだけなら無料である。
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会社勤めのときの友達には、外人部隊にいた猛者もひとりいるし。そいつは銃器、狙撃、爆弾、さらには神経ガス、それらの専門家だから、その彼にも助けてもらう。
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小林平七は知らなかった。例の渋江伝蔵を先頭に七人の猛者たちが、伊助の店へ押し掛けて来たのだ。大戸は勿論、くぐり戸もひたと閉ざしてあって、手を掛けて見たが、錠がおろしてあると見え、動かなかった。
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ぼくはこう見えても腕力に自信がある。ひとりとひとりなら、どんな猛者にもひけをとるものじゃない。それから、ちょびひげを脅迫して、池のシリンダーを浮き上がらせ、待機していた十人の警官を地底世界に引き入れた。
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