浮き足立つ
全て
動詞
53 の例文
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ただでさえ祭りで浮き足立った雰囲気が一層ざわついているような感じ。騒がしさはこちらに向かってきている。
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日暮れてきても、蝉の声は降り注ぐ。この庭に立っているだけで悪い蚊が寄ってきそうで、モトは浮き足立つ。早く済ませて、この場を立ち去らなければ。
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ようことともはねは全身の毛を逆立てた。はわはわはわっと阿波踊りのように浮き足立って踊るようことともはね。
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しかしその伏せた下で、胸の内に膨れ上がる想いを感じる。すぐ前にいる悠二には、どこか浮き足立っているような気配があった。その不安定な様をもどかしく思ったシャナは、いきなりそう決意した。
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それがなかったところをみると、あなたはあの子をどこからか奪ってきたのだ、盗んできたのだ。当時の日本は打ちつづく都市の空襲で、日本人全体が浮き足立っていた。その混乱に乗じてあなたはあの子を盗んだのだ。
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牢屋敷の中は、何か、囚獄以外のことで浮き足立っているようであった。
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そろそろ夏休みが近い。学園の生徒たちはちょっと浮かれて、みなが浮き足立っているようだ。セシルは足早に、いつもどおりに、お菓子の家に向かっていた。
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里志に割り当てられたページが、まだ完成していないのだ。普段は焦りなど絶対に見せない里志も、さすがに少々浮き足立っている。
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私はずっと、この声を目印に彼の居場所を追いかけ必死でついてきた。ほんの一瞬耳にしただけで全身の細胞が浮き足立つこの声が、私に何か言っている。
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奇妙な体の軽さを感じた。ずっと背負っていたものを降ろしたような、浮き足立つイメージがあった。自然と顔がほころんだ。
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アザゼルは重傷を負っており、今が倒すチャンスであるのは間違いない。だが、こちらも手勢の半数以上を失い、残りも負傷して浮き足立っている。傷ついていても、アザゼルは恐ろしく強い。
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即位式、賓客への対応と、慌ただしかった王宮にいつもの静謐さがたち戻ってきていた。それでもなおどこか浮き足立った気配があるのは、郊祀が近づいているからだった。
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いま札差に潰れ株でも出そうものなら、御家人、札差双方の内に溜まった不満が、一気に噴き出す恐れがあった。それも大店の笠倉屋が倒れたとなれば、江戸中が浮き足立ってしまう。
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「榴弾、装填よし」 砲手の乾伍長が報告した時には、綿貫も車長席に座り、車長用ペリスコープに眼を当てていた。彼方には、ソヴィエト軍兵士が、すでに浮き足立っているのが見えた。乾は榴弾だけに、照準もそこそこに発射ペダルを踏む。
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フランス軍第二波である2個中堅近衛猟歩兵大隊が接近するとメイトランドの近衛歩兵は立ち上がり、猛烈な一斉射撃を浴びせた。中堅近衛隊の猟歩兵はこれに応戦すべく展開したが、浮き足立ち始めた。イギリス軍近衛歩兵隊による銃剣突撃がこれを打ち破った。
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漁師たちも重々わかっているのである。でも騒がずにいられないほど、土台から浮き足立ってしまったのだ。老練な潮見たちもそれは承知している。
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隊員たちが浮き足立っているからではないのか?事実を伝えないまま、それを抑えられるかね?
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