法会
全て
名詞
404 の例文
(0.00 秒)
-
仏典や中国・インドの説話、特に孝養に関する説話が記されており、内容は首尾一貫していない。法会の時の説教の際に用いられた諷誦文の原稿の断片と推定されている。平安時代前期の日本語資料として貴重なものである。
...
-
そこで玄奘は、貞観十三年九月三日をもって化生寺に壇を開き、この日太宗は、文武の百官をひきいて化生寺に臨御、親しく仏前に香をたいて拝された。それより七七四十九日にわたって、法会は盛大に続行されるわけであった。
...
-
長安の陟岵寺には、579年4月に菩薩僧120名が選抜されて置かれることとなった。その名の通り菩薩僧は剃髪せず有髪の僧として国家のために法会を行った。なお、洛陽の陟岵寺は後の嵩山少林寺である。
...
-
現在、少なくても18か国の神名帳が残されており、群馬県の総社神社のように国内神名帳自体が神体になっている例もある。中世には総社勧請や寺院の法会での諸神招請に利用されていたとみられている。また、現存する神名帳のほとんどが中世期の書写で、中世期における加筆・追記が行われており、古代の神名帳そのままのものではないことに注意を必要とする。
...
-
源氏は夕顔の四十九日の法要をそっと叡山の法華堂で行なわせることにした。それはかなり大層なもので、上流の家の法会としてあるべきものは皆用意させたのである。寺へ納める故人の服も新調したし寄進のものも大きかった。
...
-
-
今日の法会の縁を思うだけでも、もっとうちとけて親しくしてほしいものだ。
-
六十人の僧に出す布施の用意もいかめしく薫はさせた。母夫人も法会には来ていて、式をはなやかにする寄進などをした。兵部卿の宮からは右近の手もとへ銀の壺へ黄金の貨幣を詰めたのをお送りになった。
...
-
斉衡二年五月、大仏のあたまが地に顛落するや、藤原良相とともに親王は修理東大寺大仏司検校という役につき、足かけ七年をついやして修造工事を完成させた。貞観三年三月における大仏開眼の法会は言語に絶する盛儀だったという。ときに六十三歳。
...
-
後三条天皇は延久4年に、仁和寺内に建立した円宗寺で法華会を修させ、最初の年には園城寺から、その後は延暦寺と園城寺から隔年で交互に講師を出させた。これは寺門側からの独自の僧綱ルートとなる法会創設の願いに応えたものである。こののち承暦2年には、白河天皇主導で法勝寺で大乗会が行われ、先の円宗寺法華会と最勝会とを合わせ「北京三会」とし、寺社勢力を配下に置こうとした。
...
-
私はまた一つ法会をするように呼ばれている。
-
この上はせめてもの心やりと、二つには自分の威勢を示すために、忠通は兼輔の三七日法会を法性寺で盛大に営むことになった。この時代の習いで法性寺の内に墓地はなかったが、法会は寺内で行なわれた。殊にこの寺は関白の建立で、それをあずかる隆秀阿闍梨は兼輔が俗縁の叔父であるから、忠通が彼の法会をここで営むのは誰が眼にもふさわしいことであった。
...
-
本来は仏道修行者の指導者である善知識の略称であった。後には僧尼の勧化に応じて仏事法会に様々な形で協力する人々を広く指すようになった。知識となった人々は知識結と称する団体を結成した。
...
-
結局自分が施主になって、寺内に鯉塚を建立すると、この時代の習い、誰が言い出したか知らないが、この塚に参詣すれば諸願成就すると伝えられて、日々の参詣人がおびただしく、塚の前には花や線香がうず高く供えられた。四月廿二日は四十九日に相当するので、寺ではその法会を営んだ。鯉の七々忌などというのは前代未聞であるらしいが、当日は参詣人が雲集した。
...
-
また古くは法会の際に、盤渉調の曲として用いられていた。平調の『越天楽』に、「春の弥生の曙に 四方の山辺を見渡せば 花盛りかも白雲の かからぬ峰こそ無かりけれ」などの歌詞をつけて唄うのが『越天楽今様』である。
...
-
次に、中世の裁判において、奉行人など裁判を指揮・遂行した者を指す例がある。また、中世の寺院においては、法会・衆会の世話人を務める僧侶を指す例もある。更に荘園においては下司・公文などの在地の荘官、あるいは在地の有力者で荘官の職務を代行する者を指す場合があり、「沙汰人職」と呼ばれる独自の所職が成立した例もあった。
...
-
源氏に悲しい思いをさせるのは辛いと、人しれず心の中で悲しんでいるのである。二条の邸で法会を行うときも、これが最後と紫の上は思う。「何ごとにつけても心細くのみ思し知る」紫の上は、その心細さを、いまは古い友となった明石の上にうちあけるのである。
...
-
法会とは、仏教において仏法を説くためや供養を行うための僧侶・檀信徒の集まりである。特に大きな法会は大会と称されることがある。法会は、古くからインド・中国でも降誕会や成道会は行われており、日本では、蘇我馬子とうすあつがすでに法会を行っていた。
...
アマゾンで検索:法会