気障な言葉
8 の例文
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俺の生活はそんなに空虚ではない、またこんな気障な言葉に価するほど俺の日々は安価でもない。
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「お前と旅を続けられるかもしれない可能性は、この取引を全て放り出した時にしか生じない」 自分の夢がかかっていようとも、お前を危険に晒すことなどできはしない、と気障な言葉をもってして。
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なんにも、なりやしません。何だか好きなところがあるからこそ、精神的だの、宿命だのという気障な言葉も、本当らしく聞えて来るだけの話です。そんな言葉は、互いの好意の氾濫を整理する為か、或いは、情熱の行いの反省、弁解の為に用いられているだけなのです。
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また、勇気を得たのなんのと、その場かぎりの興奮から軽薄な大袈裟な事ばかりを言い散らす人は、昔から、なまけものの、お体裁屋にきまって居ります。くるしいの、淋しいの、乱雲が湧き立ったのという気障な言葉は、見どころのある男子の口にせぬものです。とても本気では聞いて居られぬ言葉です。
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私は眼をそむけながら言った。「あんたは、じゃ今でも、気障な言葉だが、舞台の情熱をなくしたわけじゃないんだね」 「あたし、できたら一生踊ってたい」 再び沈黙が来た。
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さて、この本では、ひとりフォマ・グリゴーリエヸッチを除けば、殆んど諸君にとつて新顔の話し手ばかりの物語を御披露する次第ぢや。あの、よほどの才子や莫斯科人の大部分にもちよつと呑みこみにくいやうな気障な言葉づかひで話をした、例の豌豆いろの長袗を著た貴公子先生からはもう、すつかり音沙汰がない。いつかみんなを相手に喧嘩をして以来、てんでわれわれの村へ寄りつかなくなつたのぢや。
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ベンヴォーリオ 何と来るつて?マーキューショー 気障な言葉さ、疫病に取附かれてしまへ、奇妙な片言を操る上調子な洒落者は、あの新しがり屋の囀りやう!
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