気障な態度
4 の例文
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だから、あなたが尻ごみしようが、恰好つけて気障な態度を取ろうが、そんなことに影響されない、とでも言いたげに。そうしていつの間にか今のような関係になったのだけれども、そう言えば毎期赤字続きの丸和百貨店に通うようになったのも、慎重に考えてのことではなく、いつの間にか、なのであった。
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崇高な荒唐無稽な心境を至るところにもち出そうと熱中してる、末流の詩的修辞家らと、本物のコルネイユとを、彼はもはや区別しなかった。またラシーヌも気障な態度で自分の心をのぞいてるパリーの群小心理家らの末流と、混同して考えられた。それらの老書生らは、少しも古典芸術の外に踏み出さなかった。
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師匠の3代目文團治に可愛がられ、嫌味や小言の言い方までそっくりであったため、師匠が「大毛虫」、米團治が「小毛虫」と呼ばれた。口の悪さや気障な態度は若い時からのようで、1907年7月の落語相撲見立番付には「いやみ灘米朝」の名で出ている。昭和に入ると一時吉本興業を離れ、お座敷で贔屓の客相手の落語や時々ラジオに出演するのみだった。
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お玉のためには岡田も只窓の外を通る学生の一人に過ぎない。しかし際立って立派な紅顔の美少年でありながら、己惚らしい、気障な態度がないのにお玉は気が附いて、何とはなしに懐かしい人柄だと思い初めた。それから毎日窓から外を見ているにも、又あの人が通りはしないかと待つようになった。
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