殺生
全て
名詞
754 の例文
(0.02 秒)
-
岩は堅すぎるし、島には鴉がたくさんいる。鴉どもにこのキリスト教徒をやってしまうなんて殺生なことはできない。
...
-
その代り私が怨まれます。少し殺生だが、そのくらいのことは奥さんのために、私がきっとしますよ。
...
-
当時仏徒の見るところ実にかくの如くであったのである。事実殺生を悪事とするものは、魚を捕ることもまた悪事とせねばならぬ。仏の戒律を保つものが、漁捕の徒に親近すべからずと云ったのに無理はない。
...
-
遂高の許におくことは、餓えた野良犬の中に小兎をおくようなもの。乱暴はならぬときびしく制禁するのはまことに殺生なことでございます。ましてや、ひょっとして禁を犯す者が出ましては、御威光にもかかわることでございます。
...
-
それが確め度さに、少し殺生だが、お前に風呂場覗きをやらせたのだよ。宗之助は色も黒いし、骨組も逞ましいし、一應十四五の男の兒のやうに見えるが、聲が男の子ではなくてどうしても女だ。
...
-
-
なまぬるい白湯に、麩が浮いている。温泉の鯉ではあるまいし、これで正月気分になれとは殺生な話である。おまけにこの精神病医は、節煙の目的でやたらに仁丹をたべる。
...
-
もとは宗教儀式にでも使うものらしく、刃は中ほどからねじれ、経文らしい字句が全体に刻んである。吸血貴族が支配する世界で生き残るために、宗教は殺生を禁じていない。ふり下ろされたナイフを、アンは止めようとしなかった。
...
-
孔子古は殺生をやめて観音を信仰するようになったとのことである。
-
ただ無暗に嬉しく父母の前に飛んで来てそれを見せた。その時代の殺生は、可哀想だからと思えばそのまま止すことが出来たのだ。何等生活に不安があるのでも、職業的にそれをやるのでもなかった。
...
-
あなたの奥さまの霊が玉治別さまに姿を現はして、涙を零して頼まれたさうです。さうして金を見えぬ所へ隠して置くのは、金に対して殺生だ。
...
-
人がものを食べているときの様というのは、眺めていて気持ちの良いものではない。極端な言い方をするならば、それは殺生の動機に出会うようなものだ。消化という、つまりは究極の破壊行為の予備段階である。
...
-
なるべく相手が、自分の脅迫に二言もなく服従してくれればいいと、思っていた。もし彼らが路用の金と衣装とを出すなら、決して殺生はしまいと思っていた。彼の決心がようやく固まった頃に、街道の彼方から、急ぎ足に近づいてくる男女の姿が見えた。
...
-
そのため村人は後にこの毒石を『殺生石』と名付けた。この殺生石は鳥羽上皇の死後も存在し、周囲の村人たちを恐れさせた。鎮魂のためにやって来た多くの高僧ですら、その毒気に次々と倒れたが、南北朝時代、会津の元現寺を開いた玄翁和尚が殺生石を破壊し、破壊された殺生石は各地へと飛散したといわれる。
...
-
仏教には、殺生戒がある筈。それとも、近頃の仏教は、殺生してもよいということになったのでしょうか。
...
-
新雪期は雪の降っている日に出るらしい。小屋は槍沢も大槍も殺生も槍の肩もみな屋根だけは出ている。そのうち大槍の小屋は風が強いので一番よく出ていた。
...
-
村を襲い、母や友を殺した十人もの略奪者か ら、俺たち一族の命を救ってくれたんだ。殺生を禁ずる仏教に、武器を持ち、仏法を守る 神々がいるのはなぜだ?平和は綺麗ごとではないからだ。
...
-
あんたみたいなひよっこ少尉が何を言ったって、帝国じゃハナもひっかけないってわかってるから放っておくだけのことさ。無駄な殺生はしたくないってだけのことなんだからね!
...
アマゾンで検索:殺生