暗礁に乗り上げる
43 の例文
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犯人たりうる人間が、すると一人もいなくなってしまう。と、ここまでで、私たちの推理は暗礁に乗り上げてしまったわけだった。
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かくしてシーラの一人娘ヘイリーも交えて、女3人男1人の奇妙な共同生活が始まった。一方で環境は変われど、ディックの小説は暗礁に乗り上げたままだった。出版会社の編集者からは自身の小説に斬新さを求められるも、いまいちいいアイディアも浮かばず、ディックのプレッシャーはストレスとなって彼を疲弊させた。
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TVのスイッチを入れる。深刻な表情の男が出てきて、米ソ核軍縮交渉が暗礁に乗り上げたと伝えた。そういや、オスロの会場じゃ武官同士の暴力沙汰があったらしい。
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できれば護衛もつけたくなかったが、それだけは用心のために思いとどまった。暗い廊下でかれを暗殺しようとした犯人についての捜査はすっかり暗礁に乗り上げていた。レルドリンとガリオンはリヴァ人のほとんどがマントの修理を必要としていることを知った。
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言わばかすり傷程度のものだが、もし、あのまま強引に結婚していたらとうていこんな傷ではすまなかったはずだ。もっとも私たちの結婚が将来必ず暗礁に乗り上げるだろうと最初に気づいたのは相手の方だった。婚約の解消も従って彼の方からの申し入れであった。
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ましてや式部のような誰かが来ることを想定して、誤った資料を作っておくなど、ナンセンスそのものだろう。泰田が犯人でないならば、全ては完全に暗礁に乗り上げてしまったと言っていい。だが、手許にあるこの資料のどこかに、式部が見落とした手掛かりがあるはずだった。
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風は人間を倒すし、建物をひっくり返すし、樹木を根こそぎにするし、海水を山のように盛り上げるし、断崖を突きくずします。大きな船を暗礁に乗り上げさせもすれば、人間を殺しもします。
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両国政府の介入もまったく効果なく、交渉は暗礁に乗り上げたままだった。業を煮やした日本側はついに1977年6月一方的に契約の終了を宣言する。
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昨年春にデンソーの田邊守が、旧知のGMの部品担当副社長のルービン・ジェンセンを通じて、非公式にGMに提携を打診してきた時、スミスは「トヨタとフォードはまだ完全に手が切れていない」と判断し、GMとしては交渉の舞台に上がらなかった。事実、両社の交渉は暗礁に乗り上げていたものの、破綻はしていなかった。肝心のGM提携にしても田邊がトヨタ首脳の了解を得て動いていたのではなく、田邊の独自の判断で打診したものである。
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ひどい目にあったのはゲドのほうだった。舟が霧のために、あやまって暗礁に乗り上げ、大破してしまったのである。ゲドはあやうく身ひとつで放り出されるところだった。
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チアチア語の正書法は、ソウル大学校の言語学科教授で当時学会の議長だったキム・ジュウォンによってデザインされた。しかし2012年この計画は暗礁に乗り上げていると報告された。
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ところが、二十世紀前半の戦争の時代に、国家はすぐにキレたのだ。交渉が暗礁に乗り上げると、国同士はすぐにキレて、戦争に突入した。すぐにキレて戦争に突入するようなアブナい国家を、国民は平気で国家だと思っていた。
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三十分後には、どんなに努力しても、あの暗礁に乗り上げてしまうと思います。そうすれば船はこわれてしまうかもしれませんが、ぼくたちは陸地に上がることはできます。
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報道では、シャーマンを支持するフォラカー州知事が、任期の候補者の立候補を表明するか、ブレインが出馬しようとするならブレインを支持するだろうと推定されていた。大会は、シャーマンがトップに立ったものの指名を確保することができずに暗礁に乗り上げた。マークの伝記を執筆したトマス・ビアによれば、そこで以下のようなことがあったという。
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商売は結構儲かるようになっていたが、また暗礁に乗り上げた形で行きづまった。酒井は、そんな自分にたまらない自己嫌悪を感じた。
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この際に鞆ヶ浦道・温泉津沖泊道の調査が進められたがルート解明には困難を極めた。長い間誰も歩いていない幻の街道となっていたためで、何度も暗礁に乗り上げそうになったという。
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なお『海軍省報告書』では8月8日に暗礁に触れて破壊とされている。坐礁の原因は使用した海図に記載の無い暗礁に乗り上げたためで、船長の処分は無かった。また米国船が用船され、改めて荷物を運送することになった。
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