新手の軍勢
9 の例文
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西の丸目がけて、間断なき果敢な攻撃が繰り返された。一塁が落ちるとすぐそこを拠点として新手の軍勢が、注ぎこまれた。信君の采配ぶりは鮮やかであった。
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しかしその推測が正しいなら、セレウコアが新手の軍勢を出したのは無駄どころか逆効果になりかねない。
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なお『保元物語』には白河北殿の門での激闘が記されているが、実際には鴨川を挟んでの一進一退の攻防だったと推測される。攻めあぐねた天皇方は新手の軍勢として頼政・重成・信兼を投入するとともに、義朝の献策を入れて白河北殿の西隣にある藤原家成邸に火を放った。辰の刻に火が白河北殿に燃え移って上皇方は総崩れとなり、崇徳上皇や頼長は御所を脱出して行方をくらました。
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槍合せが始まると石田軍は田中軍を中央から押し返して、左右に引かせた。兵庫助は今だと一気に相手を押しつぶそうと下知しようとした瞬間、真っ黒になって右手から押し寄せてくる新手の軍勢が目に入った。それは黒田長政率いる騎馬隊であった。
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苦々しげに呻くフェルナンドの目に、丘を越えて押し寄せる新手の軍勢が、はっきりと見え始めている。大地を覆い尽くすかのようにひたひたと行軍してくる部隊は、全員が漆黒の鎧を身に纏っており、どう見てもザーマインの援軍に他ならない。
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新手の軍勢の上げる轟きが七五三兵衛の耳に届いたのは、岩太が、 「旦那、銛ほいほい投げて沼間に花持たせてるだけやんけ」 と、ぼやきつつ、銛を手渡していた頃である。「ほんま陸戦は何やらしっくり来えへんわ」 と渋面を作った七五三兵衛の身を大音響が揺さぶった。
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だが、尊氏は直義が退却するのを見て、「軍を新手に入れ替えて直義を討たせるな」と命じた。そのため、吉良氏、高氏、上杉氏、石堂氏の軍6千余騎が湊川の東に駆けつけて後方を遮断しようとしたため、正成は正季ともに引き返して新手の軍勢に立ち向かった。
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南朝軍もこれに応じて河内国槇尾山から新手の軍勢を発し、付近の北朝の居城土丸城からの補足を振り切り、2月6日、西北の春木谷で北朝の武将土田九郎・淡輪助重らと交戦した。高師直は2月7日に佐々木導誉らと共に吉野河原を出立し、大和国宇智郡方面へ迂回して、紀伊に逃れた南朝後村上天皇を追撃しようとしたが失敗。
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