新手
全て
名詞
985 の例文
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そこで四人並んで斬りたてながら八幡様の門外へでた。するとまた新手の加勢が三十人ほど駈けつけて敵は五十人ほどになった。並木通りの入口のソバ屋かなんかの格子を後にして一生けんめい叩き合って四五人に手傷を負わせると敵にややヒルミが見えたから、ここだ、と見こんでムヤミに斬りちらしてトビ口十本ぐらい叩き落した。
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今は攻撃をかわすことができていても、安心するわけにはいかない。いつまた新手の戦略を用いて攻撃をしかけてくるかわからないからだ。そういう場合、一つの対策として考えられるのは、どんどん増殖することによって数で天敵を振りきろうとするものである。
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私にしたところで、見えない口がしゃべる無気味な声を聞いているよりは、このほうがずっと気分がよかった。この新手の敵が決して摩訶不思議なものではないことはもう明らかだった。鋭い剣に急所を突かれれば怒りと苦痛のわめき声を上げるし、切られた動脈からまぎれもない赤い血を噴きだして、ほんとうに死んでしまうのだから。
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ボトルの指紋も部分的に不鮮明で対照不能であった。だがこの新手法を採用すれば、完全指紋に復元できるのではあるまいか。しかし報道記事によると、復元のための資料となった指紋は十数個あったそうである。
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「単純にあっけらかんと事件が解決しちゃうというふうな話」は、馬鹿馬鹿しく感じたり子供じみていると感じ始め、だんだんと描かなくなってきていた。しかし、当時はそれに代わる新手法が見つからないでいた時期であった。この後、三洋社から『忍風』が創刊され「武蔵秘話シリーズ」を描くことになるが、つげ自身は「そちら方がやりやすかった」と述べている。
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密輸といっても小さい船の中であるから、たびたび繰返しては見付かってしまう。だから、一つ又一つと苦心をして新手の方法を考えなければならない。最近ではエドガア・ポオもどきに、密輸入品を人目につかぬ所に隠す代りに、反って人目に極くつきやすいところへ放り出して置くのが流行っていると、こんな話を面白可笑しく、この海原力三という船員が話して聞かせた。
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ソフトはその限られた情報を元に序盤戦術を構築していた。また、データベースにない新手を指されると対応しきれないことが多い。序盤は定跡データベースを利用しているが、「なぜそのような駒組みにするのか」を理解して指すわけではない。
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新手の上陸隊がここへやって来るのに、どれ程の時間がかかると思う?
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彼らといっしょに凶暴な野獣が何頭もつながれていたが、そのなかには私たちを襲った猛獣の同類もいれば、同じくらい凶暴な別の野獣もいた。新手の敵と戦おうとして向き直った私は、かなり気が軽くなっていた。「そっち側の壁を見張ってくれ、タルス・タルカス」と私は警告した。
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物置の隣は、若旦那とおれが居た部屋になっている。そこに新手の客が入ったと見えて、賑やかな三味線の音がしはじめた。若旦那はさっきから布団の上にぽつんと坐りこんで煙草を喫っては溜息、吐息をついてはまた煙草と、そればっかりだ。
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乗せてもらう背中を何度も変え、いつも交代を待ちわびる新手がいた。前方に洞穴があらわれるころには、キャルは二度も交代していた。
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こうして、〝補給〟が三日間つづいた。女たちは一夜毎に新手が来るからいいが、迎える男には交代がない。しかも河崎は、彼らを部屋から一歩も出さない。
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このように、升田は最後の最後まで新手を出現させた人生であった。
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立ちおくれていた鬼ケ島ピンクゾーンも、大金を投じて一人のタレント嬢をスカウトしてきたというわけだ。ま、新手のように見えるが江戸の昔の花魁作戦と同じことであろう。
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ルーと名乗る実体が語り手であるのかどうか、私には判断のつきかねるところでした。もしそれが本当なら私の視界にまた新手の語り手が加わったということになります。語り手としては困惑させられるところです。
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「それっ、行けっ」 いちどに数百挺の弓が下へ置かれた。それだけの数の侍が新手となってまた、ひとつ谷へ真っ黒に降りた。辷る者がある。
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斬っても斬っても新手が現われる。勢いに乗る赤穂勢も、無限とも思える新手の出現に、さすがに疲労した。剣戟、と、ひと口に言うが、昨今の映像の分野に見るそれではない。
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