数珠をつまぐり

18 の例文 (0.00 秒)
  • 昼も夜も彼女は、与一の写真のまえに坐って数珠をつまぐっている。 ...
  • 梅幸尼は数珠をつまぐりながら、しずかに歩をはこんでちかづいてきた。 ...
  • 法王の祝福を受けた小さな珊瑚さんご数珠じゅずをつまぐりながら、幾時間も祈祷きとうを唱えていた。 ...
  • 「ああ、あと一つの位牌でございますか」 住職が数珠をつまぐりながら、片手でその位牌を取り上げた。 ...
  • そして左の手では数珠をつまぐり、一方、右の手は、至高者の「唯一性」を証するために、礼式に従い食指ひとさしゆびを挙げて、額の高さのところにじっと掲げています。 ...
  • 「それはそれは、ご奇特なことでございまする」 妙海尼は、数珠じゅずをつまぐり乍ら、語り出した。
  • そのあとから、主人の懺悔僧とおぼしい僧侶が、粛々と数珠をつまぐりながら来るのにつづいて、同じく黒と緋の陣羽織を着した徒士のもの五十余人。 ...
  • ふり返って見ますると五十歳ぐらいの、墨染めの法衣ころもに黒の頭巾をかむった、気高いような尼僧あま様が数珠をつまぐりながら、しずかに歩いておるのでした。 ...
  • 「歿った人のことを、そんなふうにいっては仏様の罰が当りますよ」 手にしていた数珠じゆずをつまぐって、小さく経文を唱え出した。 ...
  • ほかの人たちが、うわさばなしや、つまらないことに興じているときにも、彼女は数珠じゅずをつまぐり、経文を口ずさんだりしていた。 ...
  • 四時かっきりにその礼拝堂へ入ると、聖水盤のそばに黒衣の婆さんが一人、銀の数珠じゅずをつまぐりながら祈祷きとうをささげています。 ...
  • 三人の検視は次の間に退り、木食上人興山応其もさらにその背後にしりぞいて仏名ぶつみようを口の中で唱えながら数珠じゆずをつまぐりはじめた。 ...
  • 「それも、前世のさだめと申すものでございましょう」 数珠じゆずをつまぐりながら、阿茶局は千姫にいった。 ...
  • で、何事だろうと枝折戸しおりどを押して入ると、縁側にるいとお吉が神妙にすわって居り、その前に縮みの着物に角帯を締めた、どこぞの御隠居様といった恰好の男が数珠じゆずをつまぐっている。 ...
  • 数珠をつまぐりながらお伝の「在りし姿に似もつかぬ白骨の、眼穴ちて空を描き、艶けし毛も残らぬ頭蓋骨」と対面した市太郎は、しばらく無言で髑髏を撫でて眼に涙を浮べていたが、経をし終ると、お伝処刑前後の昔語りをした。 ...
  • 泰子の枕頭ちんとうにひかえているのは、三人の真言宗のお坊さんのほかに、敦子と敏郎夫婦、それから敏郎の妹らしい夫婦とその子がふたり、そのほかにしなびて、しぼんだような老媼ろうおうがひとり、数珠じゅずをつまぐりながらひかえているのが、金田一耕助の眼をひいた。 ...
  • メッカ参詣をすませた巡礼者たちが坐って琥珀こはく数珠じゅずをつまぐり、ターバンを巻いた商人たちが長い房つきのパイプをくゆらせ、重々しい口調で話し合っているスミルナの小さな茶亭を出たり入ったりするつばめのことを読み、さてはパリのコンコルド広場のオベリスクのことを読んだ。 ...