役務大隊
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柏無線送信所開設当時、首都圏にはアメリカ陸軍通信軍団の二個通信大隊が駐留していた。一つはキャンプ座間に本部を置いていた日本通信役務大隊で、アメリカ極東陸軍の下で国内の陸軍施設間を繋ぐ通常の通信任務を担当していた。もう一方の極東軍通信役務大隊は、陸・海・空三軍の統合軍だったアメリカ極東軍司令部に関する通信や、ACANの運用を中心とした海外との長距離通信を主に担当しており、1955年には部隊の名称を「信号海外通信大隊」に変更した。
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一つはキャンプ座間に本部を置いていた日本通信役務大隊で、アメリカ極東陸軍の下で国内の陸軍施設間を繋ぐ通常の通信任務を担当していた。もう一方の極東軍通信役務大隊は、陸・海・空三軍の統合軍だったアメリカ極東軍司令部に関する通信や、ACANの運用を中心とした海外との長距離通信を主に担当しており、1955年には部隊の名称を「信号海外通信大隊」に変更した。
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また、この間にアメリカ極東軍が解隊し、新たに在日米軍が創設されたことから、従来のアメリカ極東陸軍は在日米陸軍に改編されていた。このような背景から、日本通信役務大隊と信号海外通信大隊は合併し、通信任務全般を管轄する「在日米陸軍信号通信局」を編成してキャンプ座間に本部を置いた。これによって、信号海外通信大隊に所属していた部隊のうち、キャンプ・ドレイクの本部中隊、柏の送信中隊、大和田の受信中隊は「ACAN施設」という名称に変更した。
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これは、当時の使用部隊だった極東軍通信役務大隊の前身、第71通信役務大隊が朝鮮戦線に派遣された際、航空機の事故によって約20名の隊員が死亡したことを悼み、犠牲者の一人、チャールズ・R・トムリンソン少尉に因んで名付けられた。当時、第71通信役務大隊の本部が置かれていたハーディー・バラックスも、この事故の犠牲者であるエルマー・ハーディー伍長に因んで名付けられている。
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これは、当時の使用部隊だった極東軍通信役務大隊の前身、第71通信役務大隊が朝鮮戦線に派遣された際、航空機の事故によって約20名の隊員が死亡したことを悼み、犠牲者の一人、チャールズ・R・トムリンソン少尉に因んで名付けられた。当時、第71通信役務大隊の本部が置かれていたハーディー・バラックスも、この事故の犠牲者であるエルマー・ハーディー伍長に因んで名付けられている。使用条件合意後に取り交わされたされた実施取極における施設名は、冒頭に「Camp Tomlinson」、使用明細調書に「Kashiwa Transmitter Site」と表記されているが、これは文書が作成された時期の違いに起因するものと考えられる。
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