口吻先端
3 の例文
(0.00 秒)
-
この翼竜の最大の特徴とも言えるのが、その上下顎である。口吻先端には歯が全くなく、ピンセットのような上下顎先端が共に上方に向かって反り返っている。口裂後半部には上下顎ともに鈍頭の疣状構造が並んでいる。
...
-
これは一般的には、水面上を飛翔しながら口吻を水面下に投入して餌となる魚を捕まえる際に、水切りとして抵抗を減ずるための構造であったと考えられている。現生の鳥類にも嘴が側扁している者はいるが、特に口吻先端にそのような鶏冠状構造を発達させたのは翼竜独自の方法である。「翼竜類は羽ばたく能力を持たず全て滑空のみであった」という旧来の説は現在ではほとんど否定され、翼竜はちゃんと羽ばたいて動的飛翔を行っていたというのが一般的な見方である。
...
-
thumb|left|270px|嘴先端に水切りを持つアンハングエラ また、魚食性の仲間にも捕食行動に即した構造を独立に獲得した者がいる。クリオリンクス科やアンハングエラ科では、口吻先端に団扇のような半円の鶏冠状構造を有している。これは一般的には、水面上を飛翔しながら口吻を水面下に投入して餌となる魚を捕まえる際に、水切りとして抵抗を減ずるための構造であったと考えられている。
...