鼻たかだか

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  • 玄関のドアをあけたとき、深草は鼻たかだかの、じつにいい顔をしていた。 下田治美『愛を乞うひと』より引用
  • だもんだから、おかあさんたちはもう鼻たかだかでしたわ。 ユゴー/辻昶・松下和則訳『ノートルダム・ド・パリ(上)』より引用
  • クマが、自分は死んだ人間を食わないから、人間を愛しているんだと、鼻たかだかでいいました。 イソップ/亀山龍樹訳『イソップ寓話(1)』より引用
  • 幸い、好奇心が強く頭もよいので、覚えが早く、どんどん熱心に知識を吸収し、教えるほうも鼻たかだかでした。 エミリー・ブロンテ/岡田忠軒訳『嵐が丘』より引用
  • というお答えだったので、ぼくは鼻たかだかの心持になった。 江國滋『落語手帖』より引用
  • 海坊主の茂平次が、鼻たかだかとふところからとりだしたのは一通の封じぶみ。 横溝正史『人形佐七捕物帳 04』より引用
  • 胸に慢心まんしんのいっぱいな蛾次郎、天狗てんぐの面をかぶったように、鼻たかだかと大見得おおみえをきった。 吉川英治『神州天馬侠(二)』より引用
  • 豆六は鼻たかだかだったが、辰はそれでも承知しない。 横溝正史『人形佐七捕物帳 13』より引用
  • 艦隊基地につくと、おれは鼻たかだかと風を切って出口の門を通ってゆき、転属命令書にスタンプを押してもらいに検疫係のデスクヘ行った。 ハインライン『宇宙の戦士』より引用
  • あの人は、だから、フォル=ペーヌ通りのあばらへ鼻たかだかで帰ってきましたわ。 ユゴー/辻昶・松下和則訳『ノートルダム・ド・パリ(上)』より引用
  • とても〝鳥のように飛ぶ〟というわけにはいかないが、地ネズミたちは地球へ帰ると、鼻たかだかと、空中を自由自在に飛びまわったような顔をする。 ハインライン『動乱2100』より引用
  • 彼女は鼻たかだかと三つのケーキを指さした。 クイーン/田村隆一訳『Yの悲劇』より引用
  • 器量じゃかとてまんざらではなしちゅうわけで、おやじもおふくろもこれのこととなると鼻たかだかでしたんじゃ。 横溝正史『金田一耕助ファイル12 悪魔の手毬唄』より引用
  • わたしは、さだめし両親が、初孫ができて、どんなにか鼻たかだかとよろこぶことだろうとおもう。 ハーン/平井呈一訳『骨董』より引用
  • なにしろ、ふところには百ゼッキーニばかりできたし、健康は上々、例の手柄で鼻たかだかだった。 カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第一巻』より引用
  • この報が、八方へひろまるや、江戸市民の話題は、これに集中し、いささかでも浅野内匠頭邸に縁故のあった者は、それだけで、鼻たかだかになり、また、浪士らと直接口をきいたことのある者など、日に幾度となく、その話をせがまれるあんばいとなった。 柴田錬三郎『(柴錬立川文庫6) 裏返し忠臣蔵』より引用
  • ファンシェットは、それほどまでに自分の授業を絶妙に活用する生徒にめぐりあって鼻たかだかで、もちの論、開けっぴろげで御ほうびをくれたっけ。 ヴィドック/三宅一郎訳『ヴィドック回想録(2)』より引用
  • いきなり士官さんは制服のいでたちも気にかけず、さっそうと肌着をひるがえし、鼻たかだかとその力強い姿を示しますと、さっそく演習にかかります。 クレランド/江藤潔訳『ファーニィ・ヒル』より引用
  • と、裏豆宗匠は鼻たかだかだったが、いずくんぞ知らん、それから間もなくおこった事件で、なぞ俳諧が重要な役目をなそうとは、神ならぬ身の三人、ゆめにも気付かなかったのである。 横溝正史『人形佐七捕物帳 06』より引用
  • 豆六は鼻たかだかと大威張りである。 横溝正史『神隠しにあった女』より引用
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