黙る

全て 動詞
537 の用例 (0.00 秒)
  • どんな風に生きるのか、私はやっぱり黙っているのがいいのでしょうか。 久坂葉子『落ちてゆく世界』より引用
  • 僕は誰も黙っているものですから、M子さんとこんな話をしていました。 芥川竜之介『手紙』より引用
  • そのあいだ、外記はうっとりとした眼をあげて黙って天井を眺めていた。 岡本綺堂『箕輪心中』より引用
  • 食べる物がないからつて黙つて畑の物を持つてゆかれてどうなると思ふ。 片山広子『茄子畑』より引用
  • 警部は若者のようすをしばらく黙つてながめていたがやがて問を発した。 浜尾四郎『殺人鬼』より引用
  • それが当然であると思っているかのように、藤助は黙って眺めていた。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 信一が黙つてゐるので、妻は最後に子供のゐる処を教へてくれと云つた。 林芙美子『幸福の彼方』より引用
  • 黙って河に向いて居た新吉の眼から、いつか涙が湧いて頬を流れて居た。 岡本かの子『巴里祭』より引用
  • その音がようやく耳にはいると彼は黙ったまま静かによけるのだった。 金史良『天馬』より引用
  • 朋輩の女もすぐに眼をつける、出入りの客や地廻り連も黙ってはいない。 岡本綺堂『三浦老人昔話』より引用
  • 余り嬉しくってじっと黙って眺めているだけでは我慢が出来ませんでした。 大倉燁子『鉄の処女』より引用
  • しかし相手がはにかむ場合には園は黙って引きさがるほかはなかった。 有島武郎『星座』より引用
  • 誰かがそれに気づいて、このうるさい奴を黙らせようと思ったとしよう。 宮部みゆき『孤宿の人 (上)』より引用
  • いつもゐる少女は、いつものやうに僕が黙つてゐても珈琲を運んでくる。 原民喜『鎮魂歌』より引用
  • 実はこちらは一言も譲歩じようほや言い訳をしていないのに相手を黙らせたのだ。 鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第11巻』より引用
  • お雪の泣声が耳にると、若山は、口にふたをされたようになって黙った。 泉鏡花『黒百合』より引用
  • 彼は考え深そうに、その足を前後にゆすりながら、しばらく黙っていた。 ドイル・アーサー・コナン『世界怪談名作集』より引用
  • 天井の高い廊下の、これも茶いろい壁の前で、二人は黙つて立つてゐた。 丸谷才一『女ざかり』より引用
  • 二人は店へ帰ってその通りを報告すると、支店長は黙ってうなずいていた。 岡本綺堂『探偵夜話』より引用
  • そう言い聴かせることによって、豹一は黙っている状態に意味をつけた。 織田作之助『青春の逆説』より引用
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