黙々と歩き

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  • 彼は、お勢の室を出ると、腕を背後に組んで、黙々と歩きはじめたのである。 小栗虫太郎『地虫』より引用
  • カンカンと太陽の照りつける林の中の小道を、三人は黙々と歩き続ける。 東海林さだお『ショージ君のぐうたら旅行』より引用
  • 素っ頓狂な声を上げるヒュウの方を見ず、ミスカは黙々と歩きつづけた。 菊地秀行『吸血鬼ハンター09d D-蒼白き堕天使4』より引用
  • おれたちはそのまま黙々と歩きつづけ、通りを渡って二丁目の花園通りに入った。 馳星周『不夜城』より引用
  • ふたりは黙々と歩きつづけ、ラキーチンは口をきくことさえおそれていた。 ドストエフスキー/北垣信行訳『カラマーゾフの兄弟(2)』より引用
  • 男はニコリともせず私のバッグを引き取ると、先に立って黙々と歩き始めた。 家田荘子『極道の妻たち』より引用
  • マクゴナガル先生のあとから黙々と歩き、何百という椅子が何列も何列も並んでいる場所に着いた。 ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 06b ハリー・ポッターと謎のプリンス(下)』より引用
  • それで私は何も言わずに黙々と歩きつづけた。 村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 1』より引用
  • 地下鉄の駅を出てから黙々と歩き、二十分後にようやくティーコジーの立て看板が見えてくる。 神埜明美『ジュリエットと紅茶を ―ようこそ、呪殺屋本舗へ―』より引用
  • どこに行くのか、どうして祥子さまに助けが必要なのか、一切いっさい語らず黙々と歩き続けた。 今野緒雪『マリア様がみてる 11 パラソルをさして』より引用
  • かれらの恐怖のなにがしかがかれにも伝わり、かれは鳩尾のあたりが沈んでいくのを感じながら黙々と歩きつづけた。 ムーア『暗黒界の妖精―ノースウェスト・スミス』より引用
  • しかし彼は、背後を振り返ることもなく、ただ黙々と歩き続ける。 三雲岳斗『聖遺の天使』より引用
  • わたしが案内するから、二人でべったら市を見物しませんかと誘ったお秋の声がよみがえって来て、東吾は夕風の中を黙々と歩き出した。 平岩弓枝『御宿かわせみ 15 恋文心中』より引用
  • 黙々と歩き続けていたクビツリが前を指差した。 牧野修『だからドロシー帰っておいで』より引用
  • 何年も前、母親のデイジーもやはりあのように、台所を忙しそうに黙々と歩きまわったものだ。 マッカラーズ/河野一郎訳『心は孤独な狩人』より引用
  • 彼らが黙々と歩きつづけている間に、彼は、囚人たちが街を通りすぎる光景に人々が、どんなになれきってしまっているかに気がついた。 ディケンズ/本多顕彰訳『二都物語(下)』より引用
  • 今も尾田は林の梢を見上げて枝の具合を眺めたのだったが、すぐかおをしかめて黙々と歩き出した。 北条民雄『いのちの初夜』より引用
  • さらに驚くべきは、周囲の群衆もまた誰ひとりとして変わった様子をみせず、白い息を吐きながら黙々と歩きつづけているのである。 吉村達也『ついてくる』より引用
  • 佐々十郎と並んで黙々と歩きながら、白木は新たな決意がみなぎるのを覚えた。 難波利三『小説吉本興業』より引用
  • 秋庭は目をとめていたが、黙々と歩き進んでいく紺野の背中に気づき、あわててあとを追った。 初野晴『漆黒の王子』より引用
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黙々と歩き の使われ方