黙々と口

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  • 牧と鉄子はたがいに少しはなれた席に坐って黙々と口をうごかしている。 鮎川哲也『りら荘事件』より引用
  • いつも通りに用意された食事を黙々と口に運んでいる。 高橋克彦『火城』より引用
  • 表の大玄関まで通る間、元康は家臣のどの顔を見ても、黙々と口もきかなかった。 吉川英治『新書太閤記(二)』より引用
  • 三人とも別なことを考えているのか、黙々と口を動かす。 帚木蓬生『受精』より引用
  • 瑞恵はテーブルに戻ると、洋介の残した弁当を黙々と口に詰め込んだ。 橋部敦子(脚本)/豊田美加(ノベライズ)『Around40 ~注文の多いオンナたち~』より引用
  • 家政婦さんが作ってくれたお弁当を黙々と口に運びながら、午前中の試験のことを考える。 円まどか『ソルフェージュ~Sweet harmony~(web小説)』より引用
  • 母は注文した料理を黙々と口へはこんでいる。 村松友視『上海ララバイ』より引用
  • 彼女らは、宴が始まったときから、まったくにこりともせず、ただ料理と酒を黙々もくもくと口にしていた。 水野良『魔法戦士リウイ 第03巻』より引用
  • 粗末なテーブルに向い合せになった二人は、豚カツをのせたカレーライスを黙々と口に運んでいた。 小林信彦『ビートルズの優しい夜』より引用
  • しかし、よほどそれは内密のお来客とみえて、準備に当たっている者はいずれも黙々と口をとじたきりでした。 佐々木味津三『右門捕物帖』より引用
  • 多聞は皿に置かれたのを、ただ黙々と口に詰めこむ。 篠田真由美『玄い女神 建築探偵桜井京介の事件簿』より引用
  • 肉体労働が多い土地柄のせいか、どれも味付けが濃い料理を黙々と口に運びつつ、バナージはふと鳴り続ける窓に目を留めた。 福井晴敏『機動戦士ガンダムUC 04 パラオ攻略戦』より引用
  • テーブルに届いたランチを、私は黙々と口に運んだ。 山本文緒『ブルーもしくはブルー』より引用
  • 黙々もくもくと口を動かしながら、ジェシはちらっと父を見た。 上橋菜穂子『獣の奏者 Ⅲ 探求編』より引用
  • スローモーな椅子とテーブルのあるレストランはがらがらだというのに、こちらのオートマットの中は日本の省線電車を思わせるような混雑で、片方から人が流れこみ、黙々と口を動かす人があり、別の口から流れ出す。 なだいなだ『パパのおくりもの』より引用
  • 抹茶まつちやアイスを黙々もくもくと口に運びながら香澄かすみがぽつりと言った。 三雲岳斗『レベリオン 第01巻』より引用
  • トーストに盛られた量の加減がまた絶妙で、「美味いな、これ」と葵の分までひとつ平らげてしまった桃山の横で、保も黙々と口を動かし続けた。 福井晴敏『川の深さは』より引用
  • ですからわたくしは、何処どこに往っても、樹の有る処、花の有る処、乃至ないしは黙々と口噤くちつぐむ石、空を一抹いちまつの雲の有るところでは、決して自分がたった独りでいるのだとは思いはしないのです。 ホーフマンスタール・フーゴー・フォン『チチアンの死』より引用
  • むくれる恭介を無視して、香澄はメイプルシロップとバターをたっぷりったパンケーキを黙々もくもくと口に運んだ。 三雲岳斗『レベリオン 第01巻』より引用