黙々

全て 副詞
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  • そこには大野博士を中心として二人の助手が黙々として立ち働いていた。 横溝正史『夜の黒豹』より引用
  • グレナヴァンとその仲間たちは黙々としてこの凄絶な光景を眺めていた。 ヴェルヌ/大久保和郎訳『グラント船長の子供たち(上) 地の果ての燈台』より引用
  • 疲れた体に重いリックを背にし、黙々として暗澹あんたんたるうちを教室に帰る。 柳田邦男『空白の天気図』より引用
  • 大塚の目は黙々としてカンヌキの修理をしている青年に向けられていた。 鮎川哲也『戌神はなにを見たか』より引用
  • 黙々もくもく先生はチビ公が急に活気づいたのを見てひとりほくほく喜んでいた。 佐藤紅緑『ああ玉杯に花うけて』より引用
  • 兵士等は黙々としてさしず通りにしたが、この食事で気力は更に出た。 海音寺潮五郎『平将門 下巻』より引用
  • 蓮香は黙々としてそれを聞きながら心に思うことがあるようなふうであった。 田中貢太郎『蓮香』より引用
  • それから彼女はまたブラウンの腕を取って、二人で黙々として帰ってきた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • もはやけものは声をたてようとはせず、一方人間も黙々として戦った。 バローズ/佐藤高子訳『戦乱のペルシダー』より引用
  • 警部をはじめ三人のひとびとは、黙々として私のあとからついてくる。 横溝正史『金田一耕助ファイル01 八つ墓村』より引用
  • ここまでずっとリップとその連れとは黙々として一生懸命に登ってきた。 アーヴィング/吉田甲子太郎訳『スケッチブック』より引用
  • それきりあとは無言で、三人は黙々として、底しれぬ闇のなかを歩いていく。 横溝正史『不死蝶』より引用
  • ファブリツィオは身動きもせず黙々として師のするままにさせていた。 スタンダール/大久保和郎訳『パルムの僧院(上)』より引用
  • 黙々として自信ありげに彼は右手で機関に指図し、左手で舵手に命令した。 ヴェルヌ/大久保和郎訳『グラント船長の子供たち(上) 地の果ての燈台』より引用
  • 彼女は黙々として、ときにユーモアさえまじえてこの運命に従って来た。 山田風太郎『エドの舞踏会 山田風太郎明治小説全集8』より引用
  • 黙々としてうしろから歩いていたお菱も、また泣きそうな表情でうなずいた。 山田風太郎『忍法封印いま破る』より引用
  • ふたりは恋人同士のように腕を組んで、黙々として夜更よふけの町を歩いていく。 横溝正史『金田一耕助ファイル09 女王蜂』より引用
  • しばらく、彼は黙々として、同じ悲しそうな顔つきで赤ん坊を見ていた。 トルストイ/中村白葉訳『アンナ・カレーニナ(中)』より引用
  • 船尾の手すりによっかかって、黒い人影が黙々として星を見つめていた。 ウェルズ/能島武文訳『モロー博士の島』より引用
  • 彼女と彼女の未来の運命を黙々として待ちうけている部屋だ。 シュトルム/石丸静雄訳『みずうみ・三色すみれ』より引用
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