黒ずむ

全て 動詞
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  • いずれも黒ずんでおり長いこと机の中に放置されていたことがわかった。 乙一『ZOO』より引用
  • 自分で考えていたより汗をかいていたのか、布地が汗でれて黒ずんだ。 馳星周『不夜城完結編 長恨歌』より引用
  • それ以外のところでは、既に黒ずんだ血が白い肉体の上で凝固していた。 カヴァン『氷』より引用
  • どこか非常に遠い所、空のつきようとするあたりに林が黒ずんで見える。 ドストエフスキー/北垣信行訳『罪と罰(上)』より引用
  • そしてその周りが苦痛で黒ずんでいるのが、彼をたまらない気持にした。 ロレンス/吉田健一訳『息子と恋人 下巻』より引用
  • そのときほくろがだんだんと黒ずんでいくのが彼を歓喜させるのだった。 李成『砧をうつ女』より引用
  • 亡くなって久しい者のような黒ずんだ舌が歯のあいだから突き出ていた。 クラーク・アシュトン・スミス/大瀧啓裕訳『ゾティーク幻妖怪異譚』より引用
  • 黒ずんだ亜麻色の顎鬚あごひげはこの男が役所勤めの男でないことを示していた。 ドストエフスキー/中山省三郎訳『白痴(上)』より引用
  • だが、それを賞味しようみするのにも眼の端に黒ずんだ写真をとどめねばなるまい。 阿刀田高『待っている男』より引用
  • それに向うの煤けて黒ずんだ衣の上に見えている目は一層恐ろしいようだ。 森鴎外訳『諸国物語(下)』より引用
  • 黒ずんではいるが、どうやら石でなく動物の骨を使った品らしかった。 荒俣宏『帝都物語4』より引用
  • 顔はべったりと血に汚れ、シャツにも点々と黒ずんだ血のあとが見えた。 グィン『ゲド戦記1 影との戦い』より引用
  • 聖路加せいろか病院、水上署、そういう建物が濃い霧の中に黒ずんで見えている。 横溝正史『憑かれた女』より引用
  • 濡れたホテルの赤い絨緞は、一層赤くはならずに、黒ずんだ色になった。 吉行淳之介『技巧的生活』より引用
  • 黒ずんだ教会には、耐えられようもない恐ろしいほどの魅力があった。 ラヴクラフト全集3『07 「闇をさまようもの」』より引用
  • カーペットの明るい色に、黒ずんだ色が、帯のように長く広がっていた。 赤川次郎『幽霊心理学』より引用
  • 然し彼の黒ずんだ眼の光りが、いつとはなしに私達の心を乱しはじめた。 豊島与志雄『微笑』より引用
  • くるりと帯のやうに、黒ずんで腫れ上がつて、皮の下には血が出てゐる。 森林太郎『フロルスと賊と』より引用
  • 黒ずんだ白さではなく、地球人の肌の白さでもない、白子しらこの白さである。 ハミルトン『さすらいのスターウルフ』より引用
  • あたしは黒ずんだ床板の上に落ちた光の玉をつかまえようと懸命だった。 竹本健治『匣の中の失楽』より引用
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