黒ぐろ

全て 副詞
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  • 右手には黒ぐろとした戸口があって、暗黒の男が無言でそこを差し示した。 ラヴクラフト全集5『07 「魔女の家の夢」』より引用
  • 池の左手には黒ぐろとした校舎がやもりのような背中を見せて立っている。 織田作之助『道』より引用
  • 黒ぐろとした人影が西の壁にさえぎられる闇のなかに消えていくのも目にした。 クラーク・アシュトン・スミス/大瀧啓裕訳『ゾティーク幻妖怪異譚』より引用
  • 漏れた瓦斯に点火し爆発が起こって、黒ぐろとした煙が地上へ流れでた。 荒俣宏『帝都物語2』より引用
  • その光の強さが、おくに、黒ぐろとしたかげとなってしこんでいた。 上橋菜穂子『守り人シリーズ12 守り人作品集 炎路を行く者』より引用
  • まるでもう三日も剃っていないように、むさくるしく黒ぐろと伸びていた。 マッカラーズ/河野一郎訳『心は孤独な狩人』より引用
  • 耳と目のとどくかぎり、黒ぐろとした軟泥の広がり以外、何もなかった。 ラヴクラフト全集3『01 「ダゴン」』より引用
  • そこに黒ぐろとした物体がおいてある、というよりも落ちている。 南原幹雄『付き馬屋おえん吉原御法度』より引用
  • それが、見あげれば、黒ぐろとした杉のこずえの間から見えているのであった。 夢枕獏『陰陽師飛天ノ巻』より引用
  • そのとき、台所の窓ガラスに、黒ぐろとうつる一個の人影があった。 光瀬龍『夕ばえ作戦』より引用
  • 窓が一つ開いて、月光のなかで黒ぐろとした口を見せていた。 ラヴクラフト全集5『08 「ダニッチの怪」』より引用
  • 頭の上には澄み渡った空に黒ぐろとアカシヤが枝を張っていた。 芥川龍之介『或阿呆の一生・侏儒の言葉』より引用
  • 月の下に黒ぐろとひろがっていた海にとびこんだときの、あの気もち。 上橋菜穂子『守り人シリーズ09 天と地の守り人 第二部』より引用
  • 黒ぐろとした影を路上に落とし、むなしく月光を浴びているばかりだった。 平井和正『狼の紋章』より引用
  • 雪を浮かべて黒ぐろと動く深夜の掘割ほりわりに、大きな渦まきが押し流れていった。 林不忘『丹下左膳』より引用
  • 風が吹き抜ける黒ぐろとした林をひとりきりで通ってまで、家に帰る気にはなれなかったのだ。 ラヴクラフト全集4『01 「宇宙からの色」』より引用
  • 彼女の顔立はハッキリ見分けられなかったし、黒ぐろとした目は底知れなかった。 コンラッド/蕗沢忠枝訳『ロード・ジム(下)』より引用
  • 黒ぐろとした塔のなかで騒がしい妙な音がしていることについては、もはや何の疑いもなかった。 ラヴクラフト全集3『07 「闇をさまようもの」』より引用
  • 雪におおわれた道の両側に庭のある家が並んでいて、家のうしろには、黒ぐろと森が続いていた。 佐野洋子『私の猫たち許してほしい』より引用
  • そんな部屋の戸口は、奈落の入口のように黒ぐろとしていた。 R・E・ハワード『不死鳥コナン』より引用
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黒ぐろ の使われ方