鳴りひびき

198 の用例 (0.00 秒)
  • 中で呼鈴が鳴りひびいているのが聞こえたが、人のいる気配はなかった。 クリスティ/松本恵子訳『情婦…クリスティ短編集』より引用
  • 二回目のベルが鳴りひびくより前に、柳は、少女の肉体をもぎはなした。 武田泰淳『快楽』より引用
  • 誰もいない一人ぼっちの部屋に振り子時計の音だけが鳴りひびいていた。 尾崎豊『普通の愛』より引用
  • ぼくはしばらく、ホテルの静寂のなかにドアが鳴りひびくあいだ待った。 デュラス/三輪秀彦訳『ジブラルタルの水夫』より引用
  • 頭の中で、何かの声が鳴りひびくのだが、正確な判断はできなかった。 高木彬光『検事 霧島三郎』より引用
  • 私はベルが鳴りひびいた事情を説明し、七条はどうしたかをたずねた。 田中芳樹『薬師寺涼子の怪奇事件簿01 東京ナイトメア』より引用
  • 耳門くぐりのくさりがキリキリと鳴りひびいて、玄関に入ってくる足音がした。 水上勉『雁の寺(全)』より引用
  • でも少年のむねの中にある青銅せいどうの鐘は、いつも鳴りひびいていたのです。 アンデルセン/山室静訳『アンデルセン童話集2』より引用
  • 彼の声がその静かな建物のなかで爆発するように鳴りひびいた。 パール・バック/大久保康雄訳『大地(2部)』より引用
  • たしかに彼の声はほかの会衆一同の声よりはるかに高らかに鳴りひびいた。 吉田甲子太郎『スリーピー・ホローの伝説』より引用
  • その笑いは異様な超自然的な響きをたてて古い荒れ果てた小屋に鳴りひびいた。 ストウ/山屋三郎・大久保博訳『アンクル・トムズ・ケビン(下)』より引用
  • そしてただそう思うだけで、それがいまも鳴りひびいているのを聞く思いがした。 スティーヴンスン/田中西二郎訳『宝島』より引用
  • もう夜はかなりふけていて、さっき午後十一時の時鐘が鳴りひびいた。 海野十三『浮かぶ飛行島』より引用
  • 九時になるとベルが鳴りひびいて、時間ですよオという声がきこえるのだ。 東峰夫『オキナワの少年』より引用
  • ノギ・トウゴーの名が建築家である若い父のまわりで鳴りひびいた。 宮本百合子『菊人形』より引用
  • 次々と矢のように射こまれた河地三造の言葉が、竜太の頭の中に鳴りひびいた。 三浦綾子『銃口』より引用
  • 非常ベルが鳴りひびいたとき、男はテレビの画面から消えていた。 小林信彦『神野推理氏の華麗な冒険』より引用
  • キンキン鳴りひびく調子に覚えがあって、声の主の顔が反射的に浮かんできた。 荒俣宏『帝都物語5』より引用
  • 大うつけの評判が、美濃の稲葉山まで鳴りひびいていたからでもあった。 桑田忠親『斎藤道三』より引用
  • いろいろな折に鳴りひびいて、そして消えるだけの鐘の音ではありません。 宮本百合子『自覚について』より引用
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