鳴き

全て 動詞 名詞
2,838 の用例 (0.02 秒)
  • 最近地下層に何か鳴き出すような変化があったものと見ねばならぬのさ。 久生十蘭『魔都』より引用
  • 樹上で鳴きつづけていた蝉が、ふと枝の先から別の枝の先へ飛び移った。 大岡信『名句歌ごよみ〔夏〕』より引用
  • 船を出すには一番鳥いちばんどりが鳴きわたる時刻まで待ってからにしなければならぬ。 有島武郎『生まれいずる悩み』より引用
  • 近くでウグイスが鳴き、小鳥が森に向かって二羽飛んでいくのが見えた。 稲泉連『僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由』より引用
  • 兵士達が行くと、烏は、かあかあ鳴き叫び、雲のように空へまい上った。 黒島伝治『渦巻ける烏の群』より引用
  • 狹い町中とは言ひながら、早や秋の蟲が縁の下の方でしきりに鳴きます。 島崎藤村『幼き日』より引用
  • あの晩は伯母さんが見張っていたんで鳴き返すことができなかったんだ。 トウェイン/大久保康雄訳『トム・ソーヤーの冒険』より引用
  • たつた一羽のウグヒスが、よほど前から一処を移らずに、鳴き続けてゐるのだ。 折口信夫『死者の書』より引用
  • しばらくしてそれにさそわれるように庭の虫がふたたび鳴きはじめた。 光瀬龍『寛永無明剣』より引用
  • このはなしだまっていていたからすは、きながらどこへかりました。 小川未明『紅すずめ』より引用
  • たった一羽の鶯が、よほど前から一処を移らずに、鳴き続けているのだ。 折口信夫『死者の書』より引用
  • 鳥たちも鳴きやんで、たった一羽だけ寝室のお窓のそばで歌ってるわ。 ウルフ/鈴木幸夫訳『波』より引用
  • そしてなぜこう一時に蟋蟀が鳴き出したのかといって大そう驚いた。 小出楢重『めでたき風景』より引用
  • 鳴きたてている鳥たちの気づかぬ間に夜は奥行きを増し深更を迎えた。 川上弘美『蛇を踏む』より引用
  • ひぐらしは一匹がなき始めると他のひぐらしもうつったように鳴き出す。 宮城道雄『耳の日記』より引用
  • やがてどこかで鶏が、朝の澄んだ空気をつんざくような声で鳴きだした。 ストーカー/平井呈一訳『吸血鬼ドラキュラ』より引用
  • 生きていた時は、午後、かごに当るころになりますとよく鳴きました。 シュトルム/高橋義孝訳『みずうみ』より引用
  • あちこちの草むらから、鳥が立って、あたまのうえで鳴き交したりした。 林不忘『あの顔』より引用
  • 夜の闇に覆われた窓の外を、風が鳴きながら通り過ぎていく音がする。 山藍紫姫子『THE DARK BLUE』より引用
  • 幻龍げんりゅうの一鳴きで、いきなり追っ手の兵士達の三分の一以上がへたり込んだ。 吉野匠『レイン3 シャンドリス、侵攻す』より引用
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