駈けるよう

54 の用例 (0.00 秒)
  • 兵営から出発駅まで二里の道を駈けるようにして隊伍の横について行った。 小島信夫『アメリカン・スクール』より引用
  • この時、はじめて廊下をばたばたと駈けるようにして来たのはお銀様であります。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 夏には吸水集団を形成し、秋になると花から花へ駈けるように飛ぶ。
  • 女生徒達もそのあとから駈けるようにしてつづいた。 犬田卯『橋の上』より引用
  • すると、別れたばかりの小栗沢が、半ば駈けるようにして追いついてきた。 深谷忠記『北津軽 逆アリバイの死角 「太宰治の旅」殺人事件』より引用
  • 彼は急いで勝手許に行って水を一杯口にすると、そのまままた駈けるようにして自分の室に帰った。 豊島与志雄『生あらば』より引用
  • が、正行の姿は一転、駈けるような速さで門のそとへ出て行った。 吉川英治『私本太平記』より引用
  • 紀子は礼を言って駈けるようにしてその場所を去った。 泡坂妻夫『湖底のまつり』より引用
  • そして彼は階段の上部で、三人の客の側を、顔をそむけて駈けるように通りぬけた。 豊島与志雄『野ざらし』より引用
  • 彼は殆んど駈けるようにして羽島さんの家へ帰って来た。 豊島与志雄『生あらば』より引用
  • モレル夫人が入って行くと、彼が台所の入口から階段の方に、殆ど駈けるようにして行くのが見えた。 ロレンス/吉田健一訳『息子と恋人 上巻』より引用
  • 川添いの街角をまがった彼らは半分駈けるようにして役所に急いだ。 本庄陸男『石狩川』より引用
  • 次の停留所で、僕はほとんけるようにしてバスを降りた。 大江健三郎『死者の奢り・飼育』より引用
  • ときどきはたと足を停めながら彼は駈けるように歩きまわった。 スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(下)』より引用
  • そしてすすめられる自動車を断り、駈けるような気持で町を電車通りへぬけた。 橋本五郎『自殺を買う話』より引用
  • 二台の自転車のうち、一台はちょっと前方に進み、その自転車の右側を追い駈けるようにしてもう一台進んでいた。 松本清張『日本の黒い霧(上)』より引用
  • と云うなり、けるように階段を降りて行った。 山崎豊子『華麗なる一族 中』より引用
  • お仙は、駈けるようにしてあとを追いながら、と思うのだった。 大佛次郎『赤穂浪士(上)』より引用
  • 長吉は帽子を取って軽く礼をしたがそのまま、けるように早足はやあしもと来た押上おしあげの方へ歩いて行った。 永井荷風『すみだ川』より引用
  • 高城の浜の渡船場まで、武蔵は駈けるように歩いた、もっと駈けてみたい気がするのである。 吉川英治『宮本武蔵』より引用
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