駈ける

全て 動詞
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  • 私は駈けずりまわりながらも妹の方を見ることを忘れはしませんでした。 有島武郎『溺れかけた兄妹』より引用
  • これを握つて物も言はず五六杯お酒をひつかけて新聞社へ駈けて行つた。 坂口安吾『金銭無情』より引用
  • 彼は恐ろしさよりも好奇心が先に立って、すぐ窓のところへ駈けつけた。 海野十三『地球盗難』より引用
  • お元が無事に戻って来たのを聞き、親類たちもみんな喜んで駈けつけた。 岡本綺堂『鼠』より引用
  • 私の横で働いている女工が朝キャッといってけ込んできたことがある。 小林多喜二『党生活者』より引用
  • 百頭に余る馬の群が、音に驚き光に恐れ、野の方へ宿しゅくの方へ駈け出した。 国枝史郎『剣侠』より引用
  • 正体を見破られたと知ったので、権之兵衛が叫びながら駈け出しました。 佐々木味津三『旗本退屈男』より引用
  • 僕は婆やが水をこぼさないでそれほど早く駈けられるとは思わなかった。 有島武郎『碁石を呑んだ八っちゃん』より引用
  • 彼は駈け出したまでは知っていたが、あとのことは全然知らなかった。 犬田卯『橋の上』より引用
  • あれは人間が駈けだしているのではなくて、道路が動いているのです。 海野十三『千年後の世界』より引用
  • 私も老人の真似をしてよく森林を駈け歩き彼らに負けまいと努力した。 国枝史郎『沙漠の古都』より引用
  • かれはその後幾日か考えつめた末に、神田の半七のところへ駈け込んだ。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 子供はと見ると、もう車から七、八間のところを無二無三にけていた。 有島武郎『卑怯者』より引用
  • そこへ剣をガチャつかせて、二人の警官が息せき切ってけつけてきた。 海野十三『空襲警報』より引用
  • 男はちよつ足淀あしよどみして、直ぐまた私の立つてゐる前を医者の方へ駈け出した。 石川啄木『二筋の血』より引用
  • 停車場ステーシヨンに駈け込んだ人の後姿うしろすがたを笑ひながら見やつて、お光はう言つた。 上司小剣『東光院』より引用
  • 言い知れない不安が胸いっぱいに湧いてきて、彼は夢中で坂を駈け降りた。 岡本綺堂『玉藻の前』より引用
  • それはいいものがあると喜んで、M君がまた駈け出して取りに行った。 岡本綺堂『青蛙堂鬼談』より引用
  • 言うかと思うと、かれは相手をいったん突き放して自分の店へ駈け込んだ。 岡本綺堂『恨みの蠑螺』より引用
  • それでも直ぐに私のそばへ駈け寄って来て、私の荷物を持ってくれた。 岡本綺堂『綺堂むかし語り』より引用
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