馨しい

全て 形容詞
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  • その匂いとは、なにか甘酸っぱいような、えていてかぐわしい匂いなのだ。 梶山季之『現代悪女伝・欲望の罠』より引用
  • それと同時に、彼女が通りすぎたあとに、かぐわしい香水の匂いがひろがった。 アレクサンドル・デュマ/鹿島茂『編訳 王妃マルゴ(上)』より引用
  • 彼は明るい声で歌う小鳥、迷宮の闇の底にいた小さくともかぐわしい花だった。 久美沙織『ドラゴンクエスト5 天空の花嫁 第3巻』より引用
  • 云ってから、馨しい匂いは、この際、生命のすべてについて何よりも豊かな物語を聞かせてくれるような気がした。 五味川純平『虚構の大義 ─関東軍私記─』より引用
  • しかるに馨しいその匂いは、女が物をいい出した時から、忽然と匂い出して来たのである。 国枝史郎『娘煙術師』より引用
  • 作業が終わってみると、花には悪臭どころかかぐわしさが加わった。 森福都『長安牡丹花異聞』より引用
  • かれは馨しい彼女の体臭を思いだし、その記憶に反応してかすかな圧力を性器に覚えた。 ロッデンベリイ『スター・トレック』より引用
  • その廠の中にも技術者もあることだから、そういう人たちはどうしているのかと聞いてみると、病状は大いにかんばしくない。 中谷宇吉郎『千里眼その他』より引用
  • それほど甘く、かぐわしいものを初めて口にしたように思ったが、すぐにそれは舌に馴染なじんで、水に過ぎないと分かった。 小野不由美『十二国記 09 黄昏の岸 暁の天』より引用
  • 馨しい焚物の匂いがして、唐金の獅子型の香炉から、細々と煙が立っている。 国枝史郎『血ぬられた懐刀』より引用
  • そして、美しい、かぐわしいものをできる限りたくさんそのひとみに閉じこめて旅立つがいい。 久美沙織『ドラゴンクエスト5 天空の花嫁 第3巻』より引用
  • 生ぐさいにおいとかぐわしいにおいとが混り合って、彼の鼻腔びこうに流れ込んできた。 吉行淳之介『砂の上の植物群』より引用
  • で、馨しい匂いが、香料のように匂って来たのであった。 国枝史郎『娘煙術師』より引用
  • 春から夏にかけて、その各々はごく見すぼらしいあまり名も知られぬ小さな植物、しかし一面に手でかきわけてゆくほどの群落となるとかぐわしいしとねともなる雑草たちによって、芳醇ほうじゅんに化粧された。 北杜夫『楡家の人びと (上)』より引用
  • 身体は柔らかい布団に包まれ、かぐわしい香りが鼻をくすぐっている。 森福都『長安牡丹花異聞』より引用
  • その吐息といきくるおしいほどにかんばしく、その瞳は、蛋白石オパールのように数多あまたの色を寄せ集め、どこを向いているやらよくわからない。 久美沙織『ドラゴンクエスト5 第1巻 文庫版』より引用
  • ドアが開いて、さっきの女がテーブルに紅茶の支度をしていき、そのかぐわしい香りと時間的な緩衝が、少しだけ木野塚氏の気持ちに余裕をもたらした。 樋口有介『木野塚探偵事務所だ』より引用
  • 男でもたとえば光源氏のような理想的美男ともなると、全身から馨しい匂いを発し、その歩いたあとには、ほのぼのと残り香がたちこめた。 林望『テーブルの雲』より引用
  • しかしそのあなからはなんともへぬかんばしいさけにほひがしてるので、各自めいめいくちててにほひをいだ。 出口王仁三郎『霊界物語 rm 07 20080623』より引用
  • やがてカーターは、測り知れない深みに投げいれられ、ぬくもりのあるかぐわしい波が顔にひたひたとあたるのを感じた。 ラヴクラフト全集6『08 「銀の鍵の門を越えて」』より引用
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