香ばしい煙

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  • 燃える樹木の香ばしい煙が、香の煙のようにあらゆるものにまつわりついていた。 ウルフ/岡部宏之訳『新しい太陽の書2』より引用
  • 檜物町の路地裏は魚を焼く香ばしい煙と汁の匂いに満ちていた。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 幻の声』より引用
  • そしてその「香ばしい煙を天に送る」のである。 ベンダサン『日本人とユダヤ人』より引用
  • 磯松いそまつの下で勢いよく燃える火からはきだされる香ばしい煙が、沼地の上に風に吹き流されている。 ヴェルヌ/金子博訳『二年間の休暇(15少年漂流記)』より引用
  • 左手の牛や豚の頭の脇には、カンカンにおこった炭火の山があり、その上に渡された太い金網の上では、香ばしい煙が立ちめている。 梶山季之『族譜・李朝残影』より引用
  • 天井と、テレビの脇で回る二台の扇風機が全力で回転して、前回の窓から店の外へ熱気や調理の香ばしい煙を排出する。 入間人間『電波女と青春男 第04巻』より引用
  • 大広間では、大東会の密輸武器を強奪するのに成功した祝いの時のように、仔牛こうしや豚の丸焼きがコークスの炎にあぶられて香ばしい煙をあげていた。 大藪春彦『黒豹の鎮魂歌 第三部』より引用
  • やがて香ばしい煙が漂い、愛想のない茶漬けが出た。 伊岡瞬『いつか、虹の向こうへ』より引用
  • 焼鳥のタレがおこった炭火に落ちて香ばしい煙をあげ、銅の容器の中ではおでんが湯気をたてて食欲をそそっている。 大藪春彦『野獣死すべし』より引用
  • 岩塩をふられた丸のままの鶏が、こんがりときつね色に焼け、脂がジュウジュウと音をたてる様子や、香ばしい煙にまで話が及ぶと、ぐうっと胃がへこむ感じがしてつばがわいてくる。 伊豆平成『PATRONE1 護民官ルフィ&ワイリー』より引用
  • マスターが新しい瓶からグラスにバーボンをつぎ、パイプを吹かして、ダンヒルの香ばしい煙をカウンターにふりまく。 樋口有介『ピース』より引用
  • ふわっと、香ばしい煙が、あたりにひろがった。 上橋菜穂子『守り人シリーズ07 蒼路の旅人』より引用