香ばしいにおい

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  • あまい香ばしいにおいも流れてきて、たみは思わず息を大きくすいこみました。 大嶽洋子『黒森物語』より引用
  • あごの下からは、あい変わらず香ばしいにおいが鼻を突いてきた。 山本有三『路傍の石』より引用
  • それでも、あごの下のほうから、香ばしいにおいがあがってきたが、彼は目をつぶって、我慢をしていた。 山本有三『路傍の石』より引用
  • すぐに香ばしいにおいが湯気とともにたちのぼって、アンはその中に鼻をつっこんだ。 高殿円『銃姫 02 The Lead in My Heart』より引用
  • 焦げた百合の香ばしいにおいや味も思い出したが、それよりもそれを炒ってくれた宿の人々の顔やまたそれに付きまとうた淡いロマンスなどもかなりにはっきりと思い出された。 寺田寅彦『球根』より引用
  • スーザンは、なにかこうばしいにおいか、うつくしいがくがからだをつつむ思いでした。 ルイス/瀬田貞二訳『(ナルニア国物語1) ライオンと魔女』より引用
  • 香ばしいにおいを放つ牧草は、みずみずしい音をたててなぎ倒されながら、高い列をなしていった。 トルストイ/木村浩訳『アンナ・カレーニナ』より引用
  • 岸本は町から求めて来た仏蘭西出来の茶碗ちゃわんなぞを盆の上に載せ、香ばしいにおいのする国の方の緑茶をいで岡に勧めた。 島崎藤村『新生』より引用
  • 牧は魚を買ってもどり、間もなく炊事場からは揚げ物をする音とともに香ばしいにおいが客間のなかにまで漂ってきて、そろそろ空腹になりかけた係官たちの胃袋に郷愁を感じさせたりした。 鮎川哲也『りら荘事件』より引用
  • 香ばしいにおいが、部屋中に広がった。 川又千秋『一発!』より引用
  • 木の下道をのぼって行くと、どこかで落葉をいているのか、樹間が柔らかくけむり、香ばしいにおいが漂ってきた。 森村誠一『人間の証明』より引用
  • わけても雉子焼の何と香ばしいにおいであることか。 種村季弘『食物漫遊記』より引用
  • と、えり《・・》とえり《・・》の合わせ目から、なんとも言えない香ばしいにおいが、ほど合いのあったかさを持って、ぽうっとのぼってくる。 山本有三『路傍の石』より引用
  • 熱したフライパンに小麦粉を入れ、ハシで手早くかきまわし、狐色になり香ばしいにおいがでてきたところで火を止めて、カレー粉を加えてかきまぜ、カレー粉と、炒った小麦粉のミックスをつくる。 石毛直道『食生活を探検する』より引用
  • 醤油のげる香ばしいにおいが鼻をくすぐる。 角田光代『対岸の彼女』より引用
  • 焙じ茶の香ばしいにおいがたちのぼる。 皆川博子『旅芝居殺人事件』より引用