飽く迄も

全て 副詞
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  • 能は、こしらえたものでなく、出来たものである事を私は飽く迄も信じたい。 夢野久作『能とは何か』より引用
  • 殿が飽く迄も、無体を言われたら、宿直の部屋まで逃げてくるがよい。 南條範夫『駿河城御前試合』より引用
  • 斯んな話をして居る間だけは飽く迄も私は、従順な依頼者の立場を失はなかつた。 牧野信一『毒気』より引用
  • 他の鉄道会社からの加入要請は拒み、飽く迄も企業別組合に拘った。
  • だがそれは飽くまでも何の責任もない立場からのことで、一旦社会人となってしまえばそんなものはケロリと忘れ去ってしまうのが普通なのだ。 半村良『石の血脈』より引用
  • 僕はく迄も独力で研究したかったんだがなあ。 夢野久作『ドグラ・マグラ』より引用
  • その上で、映像の中心となるのは飽く迄も女性が主体であり、作品によってはエロチカ的な構成となっているものも見られる。
  • 唯だ飽く迄も夫の心は仏の御受用だと信仰しなさい。 大岡昇平『ながい旅』より引用
  • 「艦隊」とはいっても飽く迄も比喩的表現であり、規模も漁船レベルの船にすぎない。
  • 殊に、夫人が仏教の信者であった為めに、仏教の形式主義フォマリズムが、飽く迄もこの悲しみの家を支配して居た。 菊池寛『大島が出来る話』より引用
  • 本項で扱うものは置換表であり、あちらで扱われているものは飽く迄も日本語の発音に言及したものである。
  • 媚薬のために、祥子は生まれてはじめての高みに押しあげられていたに違いないが、それは飽くまでも人間のものだった。 半村良『石の血脈』より引用
  • 戦が始まった以上、何時銃を取らねばならぬかわからぬ、その時が来たら自分は喜んで祖国の為に銃を取るだろう、而も、文学は飽く迄も平和の仕事ならば、文学者として銃を取るとは無意味な事である。 小林秀雄『考えるヒント 3』より引用
  • ただし、飽く迄も剣術は、戦場での総合的な戦闘技術である「兵法」の一種であった。
  • 新生会の方は千束町の撲滅に対して正面から反対して、飽く迄も昔の千束町を復活させてもらうべく運動をした。 夢野久作『東京人の堕落時代』より引用
  • 温子よ、時代観念の差のある思想で、飽く迄も子供夫婦を制御しようとするのは、誤りですが、深い慈愛の中に、あくまで子供夫婦を守つて行かうとするのは正しいのです。 大岡昇平『ながい旅』より引用
  • 私の組織の一メンバーであり、組織を守り、我々の仕事、それは全プロレタリアートの解放の仕事であるが、それをまでも行って行くように義務づけられている。 小林多喜二『党生活者』より引用
  • しかも運命は飽く迄も平氏に無情なりき。 芥川竜之介『木曽義仲論』より引用
  • ユーゴーのは「光と暗」の序全部で、例の如く飽く迄も意識的に自己の抱負を述べたものである。 土井晩翠『新詩発生時代の思ひ出』より引用
  • 特に20世紀の後半から環境破壊で生息域を破壊され、危機に陥っているのは飽く迄も野生動物に限定された問題であり、家畜を引き合いに出すのは無意味である。
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