飽く迄

全て 副詞
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  • 考へてゐるにしても飽く迄自分一人の責任として思ひ悩んでゐたのみである。 久米正雄『父の死』より引用
  • 然れども、大命に基づく方面事の命令は飽く迄之を実行せざるべからず。 五味川純平『ガダルカナル』より引用
  • さうして、自分では飽く迄落ち付いて居ると思つてゐた。 夏目漱石『それから』より引用
  • 頑之助の声は飽く迄落着いて、明かに軽侮けいぶの調子さえ含まれている。 南條範夫『駿河城御前試合』より引用
  • 家と家とは飽く迄似てゐて、何一つ相違してゐる点が無い。 森林太郎『十三時』より引用
  • 以下の分析自体も飽く迄例示であり、人によって答えが若干異なることも予測される。
  • サアサアくら開放かいはうし、葡萄酒ぶだうしゆし、一同いちどう迄呑までのましてやつてくれ。 出口王仁三郎『霊界物語 rm 30 20080623』より引用
  • 私は飽く迄正面を見ながら、その動作をすつかり感じた。 久米正雄『受験生の手記』より引用
  • ただ川上タケルの軍勢は三百名と推定したが、これは飽くまで推定で、はっきりしたことは分らない。 黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 3 西戦の巻(下)』より引用
  • 仮りに住所が分ったとしても、女が飽く迄彼との関係を否認したら、二十五日の夜女の家に確かに彼がいたと云うことを、誰が証明してくれるか。 谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』より引用
  • 私は飽く迄あなたにだけは水晶と言い張って見せ度いのです。 岡本かの子『春』より引用
  • 長男オスタップは飽く迄父に似て武骨であつたが、次男アンドレにはマリーナと名のみしか知らないポーランド人の恋人があつた。 筒井康隆『不良少年の映画史 PART1』より引用
  • 思想は哲學において飽く迄理論化されることを要求されるけれども、しかし思想は思想として直觀的に理解されるといふ性質を失はないであらう。 三木清『哲学はやさしくできないか』より引用
  • 梅子は飽く迄人の世話を焼く実意のある丈に、物を中途でげる事の出来ない女であつた。 夏目漱石『それから』より引用
  • 対する米国は飽く迄官僚人事は政治家の裁量であるとしてこの種の問題が発生することを承知で猟官制をとる。
  • 飽く迄戦うと強く強調すればする程如何にして勝つべきやと云う方法論に於て戦争指導者は勿論国民上下を挙げて疑念を招来すべきは蓋し止むを得ない事情である。
  • そればかりでない、先のボーイが云うように女が飽く迄秘密を尊ぶのであったら、たとい読んでも読まない振りをするだろう。 谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』より引用
  • エビルは腕も脚も飽く迄太く、膂力りょりょくに秀でた女だったのである。 中島敦『南島譚』より引用
  • 前者に対しては赤裸裸に己の悖徳性を発揮し、後者に対しては飽く迄芸術の面目を維持しようとする。 谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』より引用
  • バンクカードを発行するのは飽く迄それぞれの地方銀行であり、バンクカードサービスではない。
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