飽くまでも

全て 副詞
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  • 彼は貧困を征服しようとした親惣右衛門の心を飽くまでも持ちつづけた。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • 人間は飽くまでも義務があるかのやうに行はなくてはならない。 山崎正和『鴎外 闘う家長』より引用
  • 吾々は死を生及び存在の亡失となす見解を飽くまでも堅持せねばならぬ。 波多野精一『時と永遠』より引用
  • 人間は飽くまでも義務があるかのように行わなくてはならない。 森鴎外『かのように』より引用
  • これは飽くまでも私の推量であって、秋山の旅の現場を見たわけではない。 石川達三『心に残る人々』より引用
  • 放って置いても自落すべき敵であったが、飽くまでも彼は攻めようとした。 新田次郎『武田勝頼(一)』より引用
  • 共同の可能なるためには他者が飽くまでも存立することが必要である。 波多野精一『時と永遠』より引用
  • 時間的存在も永遠的存在も飽くまでも各自の性格を維持乃至主張する。 波多野精一『時と永遠』より引用
  • けれども君がそれを話すという権利は飽くまでも守るであろう。 宮本百合子『現代史の蝶つがい』より引用
  • そのころ流行の攘夷家と見ましたから、九兵衛は飽くまでも知らないと云う。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 彼は飽くまでもこっちが故意に彼の人形を傷つけたように認めているらしい。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 彼は飽くまでも事務的にことをすませようとしているようだった。 新田次郎『昭和新山』より引用
  • 肉体関係はあったが、それは飽くまでも自由人としての自由な行動にすぎなかった。 石川達三『青春の蹉跌』より引用
  • さて、一文学者としては、飽くまでも文学は平和の仕事である事を信じている。 小林秀雄『考えるヒント 3』より引用
  • 正篇の方は飽くまでも氏の執筆にかかり、その文体は氏のものである。 柳田国男『遠野物語』より引用
  • だがそれは飽くまでも話であって、その実在について加藤は疑問を持っていた。 新田次郎『孤高の人』より引用
  • 彼等は飽くまでも、今一緒に居る四百名の人々の中に愛情の対象を求めなければならない。 豊田穣『南十字星の戦場』より引用
  • けれども事情にうとい父はまた飽くまでもその反対を信じていた。 夏目漱石『こころ』より引用
  • 彼女は、飽くまでも他人の不幸の傍観者でいなければならなかった。 松本清張『事故 別冊黒い画集1』より引用
  • 姫君は飽くまでも殿と運命を共にするとおおせられたのでございます。 海音寺潮五郎『平将門 中巻』より引用
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