食うよりほか

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  • 実際のところ、飯を食うよりほかに何もやることがないのだ。 水無神知宏『鋼鉄の虹 装甲戦闘猟兵の哀歌』より引用
  • 諸君も知ってるだろうが、あの姥子と云うのは山の中の一軒屋でただ温泉に這入はいって飯を食うよりほかにどうもこうも仕様のない不便の所さ。 夏目漱石『吾輩は猫である』より引用
  • 諸君も知ってるだろうが、あの姥子というのは山の中の一軒屋でただ温泉にはいって飯を食うよりほかにどうもこうもしようのない不便の所さ。 夏目漱石『吾輩は猫である』より引用
  • どっちへ転んでも再び人間が締め出しを食うよりほかに仕方がないという断崖へ追いつめられそうになってきた。 坂口安吾『安吾巷談』より引用
  • それからというもの、こうして、おれは、このバルコニーに横になったまま、ただ楽しみといえば、食うよりほかになくなってしまったのさ。 カフカ/谷友幸訳『アメリカ』より引用
  • 多少の貯蓄でもあればよいが、平生がすでにあぶなく舟をこいでいる僕らであると、どうしても資本を食うよりほかはないことになる。 伊藤左千夫『去年』より引用
  • 用心のためには、また盗んで食うよりほかはない。 海音寺潮五郎『天と地と(二)』より引用
  • 詩人に逆上が必要なる事は汽船に石炭が欠くべからざるような者で、この供給が一日でも途切れると彼れ等は手をこまぬいて飯を食うよりほかに何等の能もない凡人になってしまう。 夏目漱石『吾輩は猫である』より引用
  • 詩人に逆上が必要なることは汽船に石炭が欠くべからざるようなもので、この供給が一日でもとぎれると彼らは手をこまぬいて飯を食うよりほかになんらの能もない凡人になってしまう。 夏目漱石『吾輩は猫である』より引用
  • 彼らはみんな怠け者ぞろいで、賭博を打つか、女を買うか、うまいものを食うよりほかに何らの仕事をも持ってはいなかったのである。 谷崎潤一郎/種村季弘編『美食倶楽部 谷崎潤一郎大正作品集』より引用