風の吹く晩

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  • 今夜のような風の吹く晩には、窓の戸をゆする音を聞くだけでも夜の寒さが身に沁みます。 岡本綺堂『白髪鬼』より引用
  • 今度の蝶々にも菅糸をつけて、風の吹く晩に飛ばせるんだろう。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • おれがだんだん調べてみると、その蝶々が飛び出すのは風の吹く晩に限っているらしい。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 強い風の吹く晩であったらしい。 半村良『およね平吉時穴道行』より引用
  • ひどいあめらないかぎりは、かぜばんにも、わたししたってすずらして夕刊ゆうかんっています。 小川未明『煙突と柳』より引用
  • ある夜も、風の吹く晩であった。 岡本かの子『家霊』より引用
  • その電燈の傍に樫のやうな木の枝がおつ覆さるやうになつてて、風の吹く晩などには、その樫の葉の具合で電燈の光が変に見えるから、夜遅く其所を通る時には気になつて何時も見ると云ふんです。 田中貢太郎『提灯』より引用
  • 五月のおわりで、生暖かい風の吹く晩だったが、街の空気はなんとなくとげとげしい感じだった。 半村良『聖母伝説』より引用
  • そして、三年目の、八月十五日の夜、月はおぼろにかすみ、そよそよと風の吹く晩のことだ。 夢枕獏『陰陽師』より引用
  • ほんとうに、汽車きしゃばかりは、どんなさむばんにも、かぜばんにも、あめばんにも、やすまずにはたらいています。 小川未明『ある夜の星たちの話』より引用
  • 其の電灯の傍に樫のような木の枝がおっ覆さるようになってて、風の吹く晩などには、其の樫の葉のぐあいで電灯の光が変に見えるから、夜遅く其処を通る時には気になって何時も見ると云うのです。 田中貢太郎『提灯』より引用
  • はげしい風の吹く晩だった。 イエイツ/井村君江訳『ケルトの薄明』より引用