風の吹く日

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  • お前達は風の吹く日、雲の影が庭の上を走つて行くのを見た事があるだらう。 ファーブル・ジャン・アンリ『科学の不思議』より引用
  • 風の吹く日はそれが空中に舞い上って、四辺は真暗くなる事さえある。 大倉燁子『鳩つかひ』より引用
  • 風の吹く日には尻尾は必ず風下の方へ向いた巣の外へ突出つきだしていた。 柳田国男『野草雑記・野鳥雑記』より引用
  • わたしたちはかぜに、くら野原のはらから野原のはらへ、まちからまちんでゆきます。 小川未明『公園の花と毒蛾』より引用
  • それが数日前の、むんむんするほど苗代風の吹く日のことであった。 井伏鱒二『黒い雨』より引用
  • 小樽湾の海がすぐそこにあってね、風の吹く日には、波が飛んで来るような所に家があった。 三浦綾子『母』より引用
  • なるほど、地球ちきゅうでも風のく日は、木がうなることがあるのをわたしたちは知っています。 ロフティング『ドリトル先生物語08巻 ドリトル先生 月へゆく』より引用
  • 風の吹く日には、裏の林がざわざわ鳴って、なんだか海近くにでも住んでいるように思われた。 田山花袋『田舎教師』より引用
  • このやうに風の吹く日は、頭をかきむしらるゝ心地して、筆とること能はず。 大町桂月『千川の桜』より引用
  • またかぜには、いっしょにくりのひろってあるきました。 小川未明『星の世界から』より引用
  • それにしても、まったくもって容赦のない風の吹く日であった。 岩井志麻子『岡山女』より引用
  • 十月にしては晴れていながら、いやに生温なまあたたかい風の吹く日だった。 志賀直哉『城の崎にて・小僧の神様』より引用
  • 中学時代の同窓で少し強い風の吹く日にはこわくて一歩も外へ出られないのがあったが、その男はまもなく病死してしまった。 寺田寅彦『柿の種』より引用
  • 日の内から少し生暖かな風の吹く日で、窓の硝子には横なぐりの雨の滴が着いては消え着いては消えしてゐた。 南部修太郎『病院の窓』より引用
  • しかしそれはただ人間だけの話で、小鳥はこういう風の吹く日になると、妙にその挙動が常のようでなかった。 柳田国男『野草雑記・野鳥雑記』より引用
  • もう身を切るような風の吹く日であった。 山田風太郎『ラスプーチンが来た 山田風太郎明治小説全集11』より引用
  • 夏ももう、衰へて、秋らしい白い風の吹く日だつた。 若杉鳥子『古鏡』より引用
  • 風速10メートル以上の風の吹く日が年間290日以上ある。
  • その日はひどい風の吹く日であったということで、遠野一郷の人々は、今でも風の騒がしい秋の日になると、きょうは寒戸のばばの還ってきそうな日だといったとある。 柳田国男『山の人生』より引用
  • ここの冷房は圧しが軽いので、風の吹く日には時々外出する。 森茉莉/早川暢子編『貧乏サヴァラン』より引用
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