風の吹く夜

11 の用例 (0.00 秒)
  • 十二月に入ると何日か強い風の吹く夜が続いた。 村上春樹『1Q84 BOOK3』より引用
  • 風の吹く夜、私はその強い風にころがされ、池へ近寄って行った。 半村良『赤い酒場』より引用
  • テレーズは風の吹く夜のほうが好きだった。 モーリアック/遠藤周作訳『テレーズ・デスケルウ』より引用
  • 雲る夜の風の吹く夜は。 長塚節『長塚節歌集』より引用
  • 新庄・せつとは、かつて、風の吹く夜の中で約束を交わしている。 川上稔『AHEADシリーズ 03 終わりのクロニクル②〈上〉』より引用
  • アムール河のほうから、強い風の吹く夜であった。 山田風太郎『ラスプーチンが来た 山田風太郎明治小説全集11』より引用
  • 「あの風の吹く夜なかに、犬に吠えられながら二人連れで何処へ行ったんだよ」と、吉五郎はかさねて訊いた。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 日中は、木陰でっとしていても汗が出てくるが、風の吹く夜のえんで、板張りの廊下にこうして直接腰を下ろしていれば、それなりの涼味りようみがある。 夢枕獏『陰陽師』より引用
  • しかし自分は女の身でありますから、暗夜に蝶を飛ばすなどと云うことは思うようにも参りませんので、火の番の藤助に金銭をあたえまして、風の吹く夜に蝶を飛ばせていたのでござります。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • こうして、利根の川端かわばたの渡し小屋に、老いたる船頭と身許不明の盲人とが、雨のふる夜も風の吹く夜も一緒に寝起きするようになって、ふたりの間はいよいよ打解けたわけであるが、とかくに無口の座頭はあまり多くは語らなかった。 岡本綺堂『青蛙堂鬼談』より引用
  • 大蛇はひどく音がきらいでやんして、はげしい風の吹く夜は、桜の幹に体を巻きつけ、深くねむりこんでおりやすが、あとはひねもす、空を飛ぶ小鳥をつかまえては、歌をうたえないように殺しておりやす。 大嶽洋子『黒森物語』より引用