顰める

全て 動詞
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  • 彼女が帰った後で納戸に入ってきた母は、心底嫌そうに顔をしかめました。 岩井志麻子『黒焦げ美人』より引用
  • 夢情は眉を少し顰めただけで、心中では何を考えているのか分からない。 千秋寺亰介『怨霊記 1 四国結界篇』より引用
  • そしてそれを云う時にはいつも眉をしかめて、ほとんど泣き出しそうにした。 相馬泰三『田舎医師の子』より引用
  • その推測を口にすると、紅塵は顔をしかめて不機嫌そうな顔つきになった。 玉木ゆら『月にむらくも、恋嵐』より引用
  • 危惧とも冗談ともつかない口調で若い隊員が言って、好野は顔をしかめた。 小野不由美『屍鬼(上)』より引用
  • たとえばいわゆる演説家とクリスチャンの増加するのは私は眉をひそめる。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
  • 宇都宮に意味深な笑みを向けられた英典は、思わず眉を顰めてしまった。 樹生かなめ『~ラベンダー書院物語~ その男、発情中につき』より引用
  • 佐竹は煙草に火をつけ、煙に顔を顰めて画面を見るともなしに眺めた。 桐野夏生『OUT(上)』より引用
  • 苛立いらだたし気にしかめた額のあたりに妻の中の女に対する否定が色濃く漂う。 森瑤子『さよならに乾杯』より引用
  • 母親の声が車のねた泥水のように飛びかかってきて、駿は顔をしかめた。 柳美里『女学生の友』より引用
  • そうしたことが、少し眉を顰めて緊張している顔の表情によく現われている。 井上靖『崖(下)』より引用
  • 笹村は給仕している女中に顔をしかめたが、部屋を移ろうともしなかった。 徳田秋声『黴』より引用
  • 心ある者は何人たれも眉をひそめたが、皆元親の思惑を憚って口にはしなかった。 田中貢太郎『八人みさきの話』より引用
  • ケルナーはほんのわずかな間だけまゆひそめたが、すぐに余裕よゆうの笑顔に戻った。 喬林知『今日からマ王 第10巻 外伝 「お嬢様とは仮の姿!」』より引用
  • さう云へば、喧嘩をしてゐる二人も、顰めつ面ばかりしてゐるわけぢやない。 岸田国士『沢氏の二人娘』より引用
  • と僕は眉を顰めたが、それは必ずしも天候のせいばかりでもなかった。 乾くるみ『イニシエーション・ラブ』より引用
  • 鷹揚なところという気味の悪い言葉を聞いて、スクルージは顔を顰めた。 森田草平『クリスマス・カロル』より引用
  • 染野の方は、自分の坐るべき場所を客が占領しているのに柳眉をしかめた。 五味康祐『いろ暦四十八手』より引用
  • 動揺のまま、口もけずにいる僕に、『彼女』は眉をひそめたようだった。 西尾維新『傷物語』より引用
  • モトは虫を嫌う時と同じしかめ面をし、その声を聞こえなかったことにした。 岩井志麻子『夜啼きの森』より引用
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顰める の使われ方