顔色が冴え

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  • と答えたのは、本人は、半分は冗談のつもりであったが、やはり顔色が冴えなかった。 松本清張『かげろう絵図(下)』より引用
  • 部屋に戻って来た顔色がえなかった。 泡坂妻夫『乱れからくり』より引用
  • それを伝えに来たのは先程の初老の刑事で、彼の顔色が冴えなかったのはアンケートの結果に見るべきものがなかったことを示していた。 鮎川哲也『朱の絶筆』より引用
  • といい切っておりましたが、いつからか顔色がえなくなり、面談を断ることも多くなりました。 滝口康彦『猿ヶ辻風聞』より引用
  • 伸子は、つまらないことだが、佃の顔色が冴えないのも、少し心配であった。 宮本百合子『伸子』より引用
  • 夜ふかしのせいか、いつも睡眠不足で顔色が冴えない人も多い。 井田真木子『プロレス少女伝説』より引用
  • そういえば、今日学校で会った時から、洋子の目にも頬にも張りがなく、いつもより顔色が冴えないと、今になって三千子も気がついた。 川端康成『乙女の港』より引用
  • すこし顔色がえなかったのは、やはりわが子の重大な使命を気づかってだったろうか。 滝口康彦『拝領妻始末』より引用
  • 顔色がえなくて、ひどく疲れている様子だ。 赤川次郎『キャンパスは深夜営業』より引用
  • 前日から一睡もしていない長山はさすがに顔色が冴えない。 高橋克彦『即身仏(ミイラ)の殺人』より引用
  • 顔色が冴えず、何か思い悩んでいるらしく、眉間には深い縦皺が刻まれていた。 織田作之助『それでも私は行く』より引用
  • 顔色がえず表情がとぼしいのは、眼鏡が光線をね返して白く映り、瞳がかくれてしまっているせいもあるのだろう。 わかつきひかる『AKUMAで少女 02 ~嵐を呼ぶ転校生~』より引用
  • 二日目、なんだか全員無口になって、顔色がえない。 山口瞳『草競馬流浪記』より引用
  • 顔色かおいろえない、気が何かにねばっている。 幸田露伴『鵞鳥』より引用
  • 静代を車に乗せ、現地へ連れて行った兄の城戸良武は、人あたりのよさそうなスポーツマンタイプの青年だったが、義弟のむごい死体を見たせいか、顔色が冴えず、元気がない。 和久峻三『朝霧高原殺人事件~赤かぶ検事シリーズ 1991』より引用
  • 笑った三重子の顔色がえなかった。 平岩弓枝『風祭』より引用
  • 栄次郎は朝から晩まで堀野屋へ出て来て、自画賛の用意をととのえて待っていたが、それが時の浪費だと気がつくようになり、急に顔色がえなくなっていった。 井上ひさし『手鎖心中』より引用
  • 体調をバッチリ整えてきたと言うわりには、顔色がえない。 香月日輪『妖怪アパートの幽雅な日常⑥』より引用
  • まさかこちらに私の女房が来てはおりませんかと聞くわけにはいかないから、一昨日の雨やどりの礼にうかがったなどと言って、それとなく様子をさぐるに、この家のあるじ、何となく顔色が冴えない。 西沢爽『雑学艶学』より引用
  • 西城にあって近侍するものたちですら、大御所の顔色が冴えないのをみて、そのうたがいをいだいたほどである。 山田風太郎『忍法帖5 くノ一忍法帖』より引用
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