顔を見上げる

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  • お茶をいれかけていた手をとめ、お咲は心打たれて父親の顔を見上げた。 石牟礼道子『十六夜橋』より引用
  • 意外なことを言い出したので尾田はびっくりして佐柄木の顔を見上げた。 北条民雄『いのちの初夜』より引用
  • この部屋の中で私が顔を見上げるのは、カナダ人と役場の青年くらいだ。 飛鳥部勝則『バベル消滅』より引用
  • 彼女は僕の首にぶら下がるような体勢で、下から僕の顔を見上げている。 乾くるみ『イニシエーション・ラブ』より引用
  • お君さんは田中君の顔を見上げると、息のはずんでいるような声を出した。 芥川竜之介『葱』より引用
  • 私は驚いて女の顔を見上げたが、女は片頬で頷いてから立ちあがった。 阿刀田高『自選恐怖小説集 心の旅路』より引用
  • どう反応していいのかわからず、祐巳は無言で聖さまの顔を見上げた。 今野緒雪『マリア様がみてる 10 レイニーブルー』より引用
  • 蒼子は彼の顔を見上げ、そうか、あの人の恋人だった男だと気が付いた。 山本文緒『ブルーもしくはブルー』より引用
  • 若林博士の顔を見上げながらジリジリと後退あとずさりせずにはおられなかった。 夢野久作『ドグラ・マグラ』より引用
  • 彼女を元気づけるべき顔は、もはや彼女の顔を見上げてはいませんでした。 ディケンズ/北川悌二訳『ピクウィック・クラブ(上)』より引用
  • そして、わすれまいとするように、じっと若者わかものかお見上みあげていました。 小川未明『あほう鳥の鳴く日』より引用
  • 彼女は更にぴったりとカークに身を寄せ、下からかれの顔を見上げた。 ジェイムズ・ブリッシュ『12 上陸休暇中止!』より引用
  • エリスの像の台座から足をどけ、ただ無言で失敗作の顔を見上げている。 鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第18巻』より引用
  • 訳が分からないまま、佐天は馬乗り少女の顔を見上げ続けるしかない。 鎌池和馬『とある科学の超電磁砲』より引用
  • はふはふ、と熱そうにたこ焼きを食べながら、紫は真九郎の顔を見上げた。 片山憲太郎『紅 第02巻 ~ギロチン~』より引用
  • と太郎はお父さんの顔を見上げながら、まじめくさってこう云いました。 夢野久作『雨ふり坊主』より引用
  • それからながいあいだだまって海蔵かいぞうさんのかお見上みあげていました。 新美南吉『牛をつないだ椿の木』より引用
  • ちらちらとこっちの顔を見上げながらずかしそうにそう言ってきた。 五十嵐雄策『乃木坂春香の秘密 第13巻』より引用
  • 私は彼が私の顔を見上げてったような顔つきを、誰からもされたことが無い。 群ようこ『贅沢貧乏のマリア』より引用
  • 二人の小さな子供は、心配そうに眼を見張って彼女の顔を見上げた。 ロレンス/吉田健一訳『息子と恋人 上巻』より引用
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顔を見上げる の使われ方