顔を見すえる

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  • 女は長い間じっと彼の顔を見すえていたがやっと口を開いた。 モーム/篠原慎訳『諜報員アシェンデン』より引用
  • スターは相手の顔を見すえていたが、ふたたび信号票に目をおとした。 マクリーン『女王陛下のユリシーズ号』より引用
  • かれは、頭上にぼんやりと現われた醜怪な顔を見すえたまま動かなかった。 R・E・ハワード『征服王コナン』より引用
  • 一人一人のその顔を見すえるように見まわして、重ねて言った。 海音寺潮五郎『天と地と(二)』より引用
  • 検事も藤枝も、警部も急に緊張した顔つきになつてひろ子の顔を見すえた。 浜尾四郎『殺人鬼』より引用
  • 由起子はそれでも京美の顔を見すえたきり、身動きもしないで立っている。 横溝正史『金田一耕助ファイル18 白と黒』より引用
  • その文章の向うにある犯人の顔を見すえるように。 西村京太郎『闇を引き継ぐ者』より引用
  • ただまじまじとあいての顔を見すえているが、その顔色にはふかい警戒の色がある。 横溝正史『金田一耕助ファイル15 悪魔の寵児』より引用
  • 彼女が予定された表情で視線をあげ、無感動にぼくの顔を見すえて、唇をかすかに微笑ほほえませた。 樋口有介『プラスチック・ラブ』より引用
  • と、不意に顔をあげると、ひややかな関心を示しながら、老医師の顔を見すえた。 クイーン/田村隆一訳『Yの悲劇』より引用
  • 久美子は、唇を咬みしめるようにして、ジッと姉の顔を見すえていた。 武田泰淳『快楽』より引用
  • ポルおばさんは氷のように冷たい目でかれの顔を見すえた。 エディングス『ベルガリアード物語3 竜神の高僧』より引用
  • 村岡先生がコーヒーを一口飲み、濡れた髪を大きく振って、挑むような目でぼくの顔を見すえてきた。 口有介『ぼくと,ぼくらの夏』より引用
  • 女は改めてじっと男の顔を見すえた。 モーパッサン/杉捷夫訳『くびかざり』より引用
  • 飯綱七郎太は立ちどまって、唖然あぜんとしている木造京馬の顔を見すえた。 山田風太郎『忍法剣士伝』より引用
  • それから、まっすぐに息子の顔を見すえていった。 ハル・クレメント『一千億の針』より引用
  • その目に怒りの色が浮かんで、茂の顔を見すえた。 光瀬龍『夕ばえ作戦』より引用
  • あの兇悪な小さな目が、まるでわたしの顔かたちの一つ一つを忘れないぞとばかりに、こちらの顔を見すえておりましたのに。 ドイル/鈴木幸夫・鮎川信夫・齊藤重信『シャーロック・ホームズ全集(上)』より引用
  • ギュンター・ノルトの両眼が、まともにラウドルップの顔を見すえた。 田中芳樹『七都市物語 (「扉」最適化)』より引用
  • 清次が顎の先を指でさすりながら、苦み走った目つきで、倩一郎の顔を見すえる。 樋口有介『船宿たき川捕物暦』より引用