頻りに

全て 副詞
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  • 出た角の所に劇場があって、その中からしきりに蛇皮線の音が響いて来る。 中島敦『環礁』より引用
  • 手術着の下着をつけた医師や、看護婦が頻りに手術室を出入りしている。 外村繁『澪標』より引用
  • 見ると、もう一人の男が墓地の方でしきりにすきを動かしてゐるのが見えた。 田山花袋『ある僧の奇蹟』より引用
  • 出た角の所に劇場があつて、其の中から頻りに蛇皮線の音が響いて來る。 中島敦『環礁』より引用
  • 中には曲馬団の帰りらしい学生の一組も居て、しきりに高声で話をしている。 夢野久作『暗黒公使』より引用
  • 文学に人間が再生しなければならないとは昨今頻りにきく要求である。 宮本百合子『文学精神と批判精神』より引用
  • 七度から以上は熱だと聞かされて居たので頻りに苦にして居たのであつた。 長塚節『開業医』より引用
  • 客の帰った後で夫婦は暖炉にあたりながら、頻りに話し合っていました。 大倉燁子『鉄の処女』より引用
  • 午後の二時頃になって、その人々のあれよあれよと言う声が頻りに聞えた。 岡本かの子『宝永噴火』より引用
  • 二人とも頻りに酒の卓子テーブルに手を出したが、その出し方は銘々で違っていた。 ディケンズ・チャールズ『二都物語』より引用
  • 隣の家で誰か祈祷師がやつて来て、頻りに怕いやうな声をあげてゐた。 原民喜『小さな村』より引用
  • 彼はスペイン国王に対してオランダ人の危険ヽヽヽヽヽヽヽヽを頻りに訴えている。 和辻哲郎『鎖国日本の悲劇 (後編)』より引用
  • 伯爵は頻りに他殺説を主張して、ある秘密をさえ夫人の前に語ったのだった。 大倉燁子『鉄の処女』より引用
  • 中国の開宗である梁啓超は、同時に支那という言葉も頻りに用いている。 竹内好『近代の超克』より引用
  • 番組内では平井堅と同年同日に生まれたことを頻りにアピールしていた。
  • 座ってからも美少年魔族は痛みに顔をしかめ、しきりに腰をさすっている。 喬林知『今日からマ王 第08巻 「天にマのつく雪が舞う!」』より引用
  • そうして人夫共は埋めた上に土を高くして其上を頻りに踏み固めている。 正岡子規『死後』より引用
  • 美馬は、しきりに銀行合併のカードの組合せを知りたがるしゆうとに眼を向けた。 山崎豊子『華麗なる一族 上』より引用
  • 困ったのは呼吸をする鼻から灰が入り、しきりに咳が出ることであった。 岡本かの子『宝永噴火』より引用
  • そちらへ頻りに行ってくれるが、こっちへは滅多に姿を見せぬてっちゃん。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
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