響く

全て 動詞
6,176 の用例 (0.01 秒)
  • そのほかにも数知れない無気味な音がこの沈黙しじまのうちに響いて来ました。 ゴーチェ・テオフィル『世界怪談名作集』より引用
  • そのうち水が出るとか出たとか云う声がどこからともなく耳に響いた。 夏目漱石『思い出す事など』より引用
  • 遠く響いて来る歌の声は聞えるが、それが何の歌であるかわかりません。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • しかし、その琴の音は船が走った海よりもっと広い七郷に響いたのです。 李御寧『「縮み」志向の日本人』より引用
  • ウウウーと唸る声は夫の死後八年の今でも私の耳の底に響いて聞えます。 岡本かの子『母と娘』より引用
  • すると遠くの方から妙なるオーゲストラの音が静かに響いて参りました。 牧野信一『嘆きの孔雀』より引用
  • 響いてくる他巳吉の声をきくたびに、左門は身を切られる思ひであつた。 坂口安吾『吹雪物語』より引用
  • 「感力」という君の造語は立派な内容を持つ言葉として私の胸に響いた。 有島武郎『生まれいずる悩み』より引用
  • 数十年前には、たしかにそんな風景が心に響くものとして実在していた。 阿刀田高『三角のあたま』より引用
  • 出た角の所に劇場があって、その中からしきりに蛇皮線の音が響いて来る。 中島敦『環礁』より引用
  • そして彼の耳にはなお、彼をそこに残して行った守衛の言葉が響いていた。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • その次には気のかないボンボン時計の大きな音が無遠慮に耳に響いた。 夏目漱石『彼岸過迄』より引用
  • するとその彼等の声に応じるかのやうに扉をノックする音が静かに響いて来た。 十一谷義三郎『静物』より引用
  • と思ふ間に又た第二の奴が気持よく頭上の瓦に当つて痛快に脳天に響く。 高浜虚子『発行所の庭木』より引用
  • 僅かな金のことなんだけれど、気持の上には可なり響くことだからね。 豊島与志雄『反抗』より引用
  • もう一つ彼をおびやかしたのは、すだれのうちから響いた女の声であった。 岡本綺堂『玉藻の前』より引用
  • その日も彼は、常のように額づいていると、一つの声が響くのを聞いた。 フランス/岡野馨訳『舞姫タイス』より引用
  • 一つは、その声の響くのは、自分ばかりでない事を確めたせいであろう。 泉鏡花『陽炎座』より引用
  • すると、私の横で黙って見ていたエディが、ジム中に響く大声で叫んだ。 沢木耕太郎『一瞬の夏』より引用
  • ね、下にいると面白いことよ、いろいろあたりの生活の動きが響いて来て。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
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