鞠躬如

全て 副詞
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  • 資本主義世界の支配者とも思えぬ、弱々しいほどに鞠躬如さっきゅうじょたる姿であった。 田中芳樹『創竜伝 第04巻』より引用
  • 直接の目標とされた会津さえも鞠躬如きっきゅうじょとして降伏を願っていたではないか。 本庄陸男『石狩川』より引用
  • 「満船の時はどうも仕方がありません」と、ボースンは鞠躬如きっきゅうじょとして答えた。 葉山嘉樹『海に生くる人々』より引用
  • 鞠躬如きつきゆうじよとして出向いてみると、根津という用人は意外な話を持ち出した。 池宮彰一郎『四十七人の刺客(下)』より引用
  • あの哀れな男は大公のそばに来ると鞠躬如きっきゅうじょたる態度を取るすべを心得ています。 スタンダール/大久保和郎訳『パルムの僧院(上)』より引用
  • 俺も相当鞠躬如きっきゅうじょたらざるを得なかった。 有島武郎『星座』より引用
  • 下級生たる余に対しても、「おのどを」、「お舌を」などと鞠躬きつきゆう如たり。 山田風太郎『戦中派不戦日記』より引用
  • 首相は鞠躬如きつきゆうじよたる素振りでまた深々と一礼し、静かに席に戻った。 半藤一利『聖断 天皇と鈴木貫太郎』より引用
  • 碩学は鞠躬如きっきゅうじょと立ち上がり、ジェーンの腕をとって、行ってしまった。 広瀬正『マイナス・ゼロ』より引用
  • 丁はさらに鞠躬如きっきゅうじょとして甲にお掛けなさいと言う。 太宰治『惜別』より引用
  • 館丁は命をうけて鞠躬如きくきゅうじょとして出て行く。 和辻哲郎『古寺巡礼』より引用
  • 古い言葉で形容するならば、鞠躬如きつきゆうじよというところである。 豊田穣『松岡洋右――悲劇の外交官――(上)』より引用
  • 瀬川が顔を出し、お供が参りました、と要造に鞠躬如きつきゆうじよとして伝えた。 松本清張『空の城』より引用
  • 煙草がどういう意味を私に対してもっていたか、煙草に向ってどんなに鞠躬如きっきゅうじょとして私が仕え、どんなに奴隷のように奉仕したか、そのことをいっても読者はまさかと不愉快にこそ思われるだろうがなかなか信じてはもらえなかろう。 ラム/平井正穂訳『エリア随筆』より引用
  • おれたちの欲望の前に鞠躬如きつきゆうじよとして仕え、進んでこれに手を貸し、欲望の芽を育ててやらねばならない。 サド/澁澤龍彦訳『ソドム百二十日』より引用
  • 或る日、徳川家康が、信長に用談があって、その室にゆくと、座に一老将があって、いかにも鞠躬如きつきゆうじよとしつつ、しきりに信長の機嫌をとっている。 吉川英治『新書太閤記(五)』より引用
  • 私はどのボートがない方がいいかを洞察し得るものは、私をその上に泛べている広い、たっぷりして活々した愛情なのであるから、その意味でも私は何だか鞠躬如きっきゅうじょとした気持になる。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • ちょっと命令すればカフェの主人は鞠躬如きっきゅうじょとして、ガレージに電話して乗心地のいい自動車を用意する。 シムノン/水谷準訳『サン・フォリアン寺院の首吊り人』より引用
  • 外務大臣コルヴィンの態度は鞠躬如きっきゅうじょたるものであった。 田中芳樹『タイタニア3 旋風篇』より引用
  • 角刈の男は滑稽にも大学生の制服を着けて、書生が主人の供をするように、鞠躬如として二人の跡に随行していたのである。 谷崎潤一郎/種村季弘編『美食倶楽部 谷崎潤一郎大正作品集』より引用
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