面映ゆい

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  • それに、こう言うのは面映おもはゆいんですが、これでも日曜画家ですからね。 有栖川有栖『朱色の研究』より引用
  • 子どもと手を握り合って歩くのは初めての経験で、亜希子は少し面映おもはゆい。 林真理子『初夜』より引用
  • 運転手付の車については市川は面映ゆくてとても持つ気にならない。 川上宗薫『流行作家』より引用
  • なんだか面映おもはゆいような、やましいことをしているような心境だった。 東海林さだお『トンカツの丸かじり』より引用
  • リツ子は皆の見ている中で面映おもはゆそうにその薬を飲んだ。 壇一雄『リツ子 その愛・その死』より引用
  • 猫を飼うことの何が男たちを面映ゆくさせるのだろうか。 塩田丸男『天からやって来た猫』より引用
  • 偏見めいた箇所がないとは言い切れないが、日本人として面映ゆくなるような所もある。 菅野朋子『好きになってはいけない国。 韓国発! 日本へのまなざし』より引用
  • 現代史と言われては面映おもはゆいが、彼もそのつもりである。 阿川弘之『末の末っ子』より引用
  • それがかえってまわりの視線に対して治夫を面映ゆくさせた。 石原慎太郎『化石の森』より引用
  • 副島は、まるで老いた父に添う孝行息子のような面映ゆい心境であった。 松下竜一『砦に拠る』より引用
  • 作文の時間というのが、私にはひどく面映ゆく、数学とは違った種類の苦しみだった。 須賀敦子『遠い朝の本たち』より引用
  • わたしは、彼もわたしと二人きりになるのが面映おもはゆいので、主人がいてくれるのを喜んでいたのだ、とわかった。 ドストエフスキー/工藤精一郎訳『未成年(上)』より引用
  • 誇張なしに、夢のような気持であったが、一面また、何か面映ゆさを感じないではなかった。 上林暁/坪内祐三編『禁酒宣言 ―上林暁・酒場小説集』より引用
  • いった後、彼女は自分の口調に気づき、面映ゆさを隠すように慌てて微笑して見せた。 石原慎太郎『化石の森』より引用
  • とあり、何となく面映ゆく赤面していると、意外な囁きが耳に入った。 織田作之助『猿飛佐助』より引用
  • 照れくさいというか、面映ゆいというか妙にいたたまれない気分になってくる。 吉行淳之介『贋食物誌』より引用
  • 自分が女性について或る種の意慾をもっている、その意慾の内容を母に知られたような気がして面映おもはゆかった。 石川達三『青春の蹉跌』より引用
  • なぜ物理学者といわないのかは興味のある心理学的問題になり得ると思うが、私自身の感じでは、自分のことを物理学者と称するのはかなり面映ゆいことなのである。 堀淳一『物理の風景―数理物理学者の見た世界』より引用
  • 謙遜ではなく今でも私は面映ゆい気がしている。 阿川弘之『私記キスカ撤退』より引用
  • 一体、私はそういう自分の幼時のことを人にいたりするのは何んだか面映おもはゆいような気がして、自分からは一遍も人に訊いたことはない。 堀辰雄『幼年時代』より引用
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