雲散霧消する

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  • それとも、私たちの夢は、結局、雲散霧消していかなければならないのであろうか。 小林信彦『世界の喜劇人』より引用
  • ようやく奮い起こした最後の気力が、雲散霧消してゆくのを美咲は感じた。 白井英『妖魔夜行 月に濡れた刃』より引用
  • それは、その前にあった大正という時代が、終わると共に雲散霧消してしまう時代だからだろう。 橋本治『二十世紀(上)』より引用
  • 犠牲を払って積みあげてきた尊攘運動は、雲散霧消してしまうかもしれない。 古川薫『花冠の志士小説久坂玄瑞』より引用
  • だがその鬼は、榊の枝をもって払えば雲散霧消して助かるのである。 宮崎康平『まぼろしの邪馬台国』より引用
  • せっかくの栄光への門出が、小さな計算違いから雲散霧消うんさんむしょうしてしまったのだ。 吉野匠『レイン5 武闘会、開幕』より引用
  • 神学的歴史家としてのニュートンの魂が、雲散霧消して了った事を語るのだろうか。 小林秀雄『考えるヒント 2』より引用
  • みんなが伊良部のようなら、きっと地球上の悩み事の大半は雲散霧消することだろう。 奥田英朗『イン・ザ・プール』より引用
  • 結局、三国同盟問題はこのときはいったん雲散霧消したが、海軍部内に残したものは大きかった。 半藤一利『指揮官と参謀 コンビの研究』より引用
  • 薄い雲を凝視すると、たちまち雲散霧消してなにも見えない。 森村誠一『山の屍』より引用
  • 青年将校のエネルギーは雲散霧消したが、その事実は巧みに政治的領域に組みこまれたのである。 保阪正康『東條英機と天皇の時代(上) 軍内抗争から開戦前夜まで』より引用
  • 日本の女がこれまでの社会の歴史から負わされているさまざまの微妙な荷は、きょう決して雲散霧消しているのではない。 宮本百合子『祭日ならざる日々』より引用
  • 私が星の流れにとらえられたこと、そして私が宇宙のもっとも遠い果てで暗黒のなかに雲散霧消しつつあることが母にはわからなかった。 ミラー/大久保康雄訳『南回帰線(下)』より引用
  • そして、彼女を見たとたんに、俺の疑いは雲散霧消した。 ヴィドック/三宅一郎訳『ヴィドック回想録(1)』より引用
  • こういう形の日中接近運動が、日本の敗戦と中共政権の成立によって雲散霧消してしてしまったことはいうまでもない。 大宅壮一『炎は流れる2 明治と昭和の谷間』より引用
  • 事件は十月十七日に発覚して、憲兵隊におさえられて雲散霧消した。 半藤一利『聖断 天皇と鈴木貫太郎』より引用
  • 一旦軍隊が市内に入ると、ストライキを打っていた人々の大半は雲散霧消したが、それでも激しい衝突が起こった。
  • ハルヒと朝比奈さんと古泉がもどってきたという可能性はたったいま、雲散霧消むしょうした。 谷川流『涼宮ハルヒの驚愕(後)』より引用
  • が、家へ戻れば女房も子供達も、トンカチの響で雲散霧消してしまうのが常だった。 バルザック/小西茂也訳『風流滑稽譚(第三輯)』より引用
  • かつて自由惑星同盟では過大をきわめたものが、いまや雲散霧消しているのだった。 田中芳樹『銀河英雄伝説 06 飛翔編』より引用