雲散霧消してしまう

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  • 十万円というその金子は、一週間ほどのうちに雲散霧消してしまった。 横溝正史『金田一耕助ファイル14 七つの仮面』より引用
  • 笑ってしまうと不安はもう、ほとんど雲散霧消してしまうんでした。 南伸坊『ぼくのコドモ時間』より引用
  • 何か考えていたとしても、その考えは具体的な形をなす前に雲散霧消してしまったようである。 法月綸太郎『生首に聞いてみろ』より引用
  • あらゆる人間が超能力者である世界では、雲散霧消してしまうものだとはいえないだろうか? 眉村卓『不定期エスパー7』より引用
  • そして、二十分も経たないうちに私の白亜の家は雲散霧消してしまったのである。 時実新子『言葉をください 新子の川柳エッセイ』より引用
  • 恐怖とは、なぜ自分がそれに恐怖しているかを悟れば雲散霧消してしまうものなのだろうか。 筒井康隆『恐怖』より引用
  • それならば、この殺人事件は雲散霧消してしまうのである。 松本清張『火と汐』より引用
  • それは、その前にあった大正という時代が、終わると共に雲散霧消してしまう時代だからだろう。 橋本治『二十世紀(上)』より引用
  • 犠牲を払って積みあげてきた尊攘運動は、雲散霧消してしまうかもしれない。 古川薫『花冠の志士小説久坂玄瑞』より引用
  • せっかくの栄光への門出が、小さな計算違いから雲散霧消うんさんむしょうしてしまったのだ。 吉野匠『レイン5 武闘会、開幕』より引用
  • が、家へ戻れば女房も子供達も、トンカチの響で雲散霧消してしまうのが常だった。 バルザック/小西茂也訳『風流滑稽譚(第三輯)』より引用
  • そのためにさわやかな七夕の感じが雲散霧消してしまった。 江國滋『落語手帖』より引用
  • 家のローンや、車の割賦金にあっという間に雲散霧消うんさんむしようしてしまった。 森村誠一『花刑』より引用
  • 事実、この手がかりもまた有望そうに見えながら、見事に雲散霧消うんさんむしょうしてしまいそうだった。 クロフツ/長谷川修二訳『フレンチ警部最大の事件』より引用
  • もし、あったとしたら、脳科学の基本的な立場とそれにもとづく膨大な実証データは雲散霧消してしまう可能性がある。 澤口俊之『あぶない脳』より引用
  • 朝起きてすぐは記憶している事柄も、しばらくすれば雲散霧消してしまうためそれほど気にも留めていなかったが、いつしかその記憶は鮮明に残るようになり、現実と不思議な記憶の間に共通する人物が登場するようになった。
  • その苦笑は、一瞬で雲散霧消うんさんむしょうしてしまった。 田中芳樹『アルスラーン戦記01 「王都炎上」』より引用
  • 結局、例の計画は雲散霧消うんさんむしようしてしまった。 山田風太郎『伊賀の聴恋器』より引用
  • 混乱のあげく本体が雲散霧消してしまいそうでもあるが、しかもなおSFは厳然として存在しているのである。 星新一『きまぐれ暦』より引用
  • 彼の好意は宙で雲散霧消してしまった。 田中芳樹『銀河英雄伝説外伝 01 星を砕く者』より引用