隅の卓子

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  • 彼は室のすみ卓子テーブルの上に、手のついた真黒い四角な箱を発見したのだ。 海野十三『蠅』より引用
  • 隅の卓子テーブルでは二人の青年が鼻を突合せて何事か熱心に喋合っていた。 松本泰『緑衣の女』より引用
  • そう云って彼は、向うの隅の卓子に行って坐った。 豊島与志雄『野ざらし』より引用
  • ホテルの食堂の音楽家を恥かしがらせないように注意していつも発見しにくい隅の卓子テーブルへつく。 谷譲次『踊る地平線』より引用
  • 小栓は店の隅の卓子テーブルに向って飯を食っていた。 魯迅『薬』より引用
  • 食堂の隅の卓子テーブルに、醤と王老師とが向いあい、額をあつめて、何か喋っている。 海野十三『大使館の始末機関』より引用
  • 目賀野は、ほっと一息ついて、手にしていた丸い盆を、隅の卓子へかえした。 海野十三『鞄らしくない鞄』より引用
  • 隅の卓子で、主人夫婦らしい二人が、マージャン屋もあっちこっち出来すぎて、共倒れになりはしないかという夜更けの顔を向け合って、新聞を読んでいるだけ、あとは客もいなかった。 織田作之助『土曜夫人』より引用
  • 別に何というあてもなく、隅の卓子につくねんと坐って、ウイスキーやコニャックの杯をなめるのだった。 豊島与志雄『田舎者』より引用
  • 隅の卓子で、柳麗玉が手紙を書いているのを、朴鳳錫は印刷機を掃除しながら、ちらちらとその手許を覗く。 林不忘『安重根』より引用
  • どんなに噪狂なダンス・レストランの「隅の卓子テーブル」ででも、または街路樹のさきが窓の下に揺れてるCOZYなアパルトマンの一室ででも、彼はただ「空っぽの恋愛」に埋没するだけで、どうにも動きがとれなくなるにきまってる。 谷譲次『踊る地平線』より引用