限り

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  • こと劇に関する限り、変に理論家であったのは今考えてみるとおかしい。 織田作之助『わが文学修業』より引用
  • これは今日の社会制度を改革しない限りは初めから無理な相談である。 倉田百三『婦人と職業』より引用
  • 午後七時以後の外出は、だから特別の事情のない限り許されぬのである。 織田作之助『青春の逆説』より引用
  • 数年来は春になれば必ず見ているが、見れば見るほど限りもなく美しい。 九鬼周造『祇園の枝垂桜』より引用
  • それに対立する為兼の態度は、芸術論としての限り、根本的に別である。 風巻景次郎『中世の文学伝統』より引用
  • 吾々自から自己の生みの力の限りなきことを再び信じ得なければならぬ。 片上伸『生みの力』より引用
  • 早く出たつて仕方がないから、試驗場にだけは時間のある限りゐるがね。 久米正雄『受験生の手記』より引用
  • 云ひ争つた末、相手がどんなことで乱暴をしないとも限りませんからね。 岸田国士『長閑なる反目』より引用
  • 僕は一徹ですからひどい思い間違いをしていないとも限りませんから。 有島武郎『或る女』より引用
  • 店にあらん限りの古い帳面を調べても、三十年前が行き止まりであった。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 一度書き表はされたことは其物が失はれぬ限り再び書き返す必要がない。 阿部次郎『三太郎の日記 第一』より引用
  • 取り残された樵夫は声を限りに叫んだが、どうすることも出来なかった。 岡本綺堂『中国怪奇小説集』より引用
  • 一匹の犬は台所の傍で、骨を押へて立つたまま、声を限りに吠え立てた。 平井肇『ディカーニカ近郷夜話 後篇』より引用
  • 弟にてもあるかと思ったが、その場限りの筈の者が関川でも再び現われた。 江見水蔭『怪異黒姫おろし』より引用
  • そこに人間の限り、地の約束というものがじつに痛切に感じられてくる。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
  • 所謂思想は、それが単なる思想である限り単なる抽象的概念に過ぎない。 生田長江『ニイチエ雑観』より引用
  • そして私の知ってる限りではそのたたかいにまだ成功してはいませんでした。 倉田百三『青春の息の痕』より引用
  • 何しろ、あのかたたちのやさしい気持というのは限りがないものなのだ。 原田義人『城』より引用
  • 犯人が証拠でも残して去ってくれない限り、嫌疑のかかるのは当然だった。 大倉燁子『深夜の客』より引用
  • 北海道は、その点、これからといふ部分が多いのは頼もしい限りである。 岸田国士『北海道の性格』より引用
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