阪戸
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名詞
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これもまた『姓氏録』に阪合部朝臣、仰せを受けて境を定めたともあります。阪合は境のことで、阪戸・阪手・阪梨などとともに、中古以前からの郷の名・里の名にありますが、今日の境の村と村との堺を劃するに反して、昔は山地と平野との境、すなわち国つ神の領土と、天つ神の領土との、境を定めることを意味したかと思います。高野山の弘法大師などが、猟人の手から霊山の地を乞い受けたなどという昔話は、恐らくはこの事情を反映するものであろうと考えます。
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三月が経ち初秋となった。甲州方面から武州へ入るには、大菩薩峠を越し丹波川に添い、青梅から扇町谷、高萩村から阪戸宿、高阪宿と辿って行くのをもって、まず順当としてよかった。この道筋を辿りながら、一人の若い武士と一人の娘とが、旅やつれしながら歩いていた。
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